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2006年06月19日

●Mandal-Artと思考のプロセス

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Mandal-Artというソフトはジャンル分けが難しいがアウトラインプロセッサに属する物だろう。

以前から気になって、調べたりデモ版を試用した事があった。
しかし値段が15750円とPalmソフトとしてはいささか高すぎる感があって距離を置いていた。
実際に使える道具ならばこの値段でも決して高くはないのだが一つだけ決定的な欠点があった。
それは、古いPalmに合わせて作ったため低解像度でしか表示できないことである。
このため、1画面に表示できる文字数が少なく、メモを俯瞰的に閲覧が出来ないことに不満が大きかった。
今でもこの仕様は変わらない。
しかし、試しに強制的にハイレゾフォントで表示させるハックソフトを使ってみたところ、9マス表示の部分は無理だったが、展開したメモ内容はハイレゾフォントで表示できるようになり一気に実用の可能性が高まった。

Macを使い始めて「Acta」というソフトで初めてアウトラインプロセッサという物を使い始めた。
日本ではあまり馴染みのない物だったので、使い始めて文章の書き方のパラダムを変化させるほどの画期的な物だった。

Palmにも同様のアウトラインプロセッサで「BrainForest」という物が存在する。

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Palmの小さな画面では通常のツリー型アウトラインプロセッサは上下にしか展開できないため全体を俯瞰出来ずに、効果的な運用が出来なかった。

なので、すぐに使うのを止めてしまい、Palm上ではランダムなメモを記入して、デスクトップ上で体系を並べ直すという作業スタイルになっていた。
しかし、関連する項目を並べてみがらメモの内容を考えた方がより効率的なので、是非とも俯瞰が容易なアウトラインプロセッサが欲しかったのである。
その点Mandal-Artは上下だけでなく左右、斜めにも表示させるため一つの項目に対して一画面での把握がしやすい。

実際に腰を据えて使い始めて気付いたのだが、思考のプロセスを外部に視覚化したら、きっとこれに近い感じになるのだろう。
私は普段物を考えるときに一つの物事に対してメリット、デメリット、裏・表、等々様々な視点からみて判断する。
Mandal-Artも項目が中心に上下左右取り巻くように、それについての考えが振り分けられる。
更にその末端のアイディアを中心にしてまた上下左右に展開する姿が視覚的に表される。
こうしてみると思考とは根のように深めてゆく物だと改めて実感させられる。
だいぶ気に入ってまだ使用期間中のMandal-Artだが、いくつか改善して欲しいところがあり、作者に要望を出しているところである。

1.Palmのアプリの特徴として、アプリを起動したとき、前回の作業状態に戻る(例えば電卓で前回の計算結果がそのまま表示されている)のだが、Mandal-Artは初期のライブラリからまた階層を辿らなくてはならない。

2.やはり9マスの部分でもハイレゾに対応して欲しい。
3.もう少し値段を安くして欲しい。

3はいいのだがせめて上2つの修正はして欲しい願う。