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2009年09月23日

●道具の限界_その2

新しいカメラを買おうと候補を見に店頭へ赴いた。 気に入ればその場で値段交渉して持ち帰ろうという気持ちでいた。 ところが持った感じがどうもフィーリングが合わない。ボディはちょっと大きめのコンパクトデジカメなのだが、レンズの分やはり大きくポケットに収まらない。 写りは良くても、大きさの点で一眼レフとたいした変わりがない。 買う気マンマンで実物を見て、萎えてしまった。このへんはGR Digitalとは逆なのである。 GRの時は、気になるカメラではあるけれど、CONTAX Tvs Digitalが気に入っていたので、店頭でケチを付けて嫌いさを確定しようと赴いたが、逆に持った感触でフィーリングが合ってしまって、結局購入してしまった。 物はやはり実際に手にしてみないと、スペックやサイトの画像だけでは解らないものなのである。 ではGF1を諦めて何にしようかとまた悩んでしまった。GRが気に入っているのだから順当に行けばそのまま進化型のGR Digital IIIということになるのだろう。 しかし、今持っているGRもけなげに動いているし、進化型とはいえ同じ機種で同じ豆粒センサーはそれほど変化は望めそうにない。 これなら今使っているGRをもう一度見つめ直してそれから考えようと思った。 前エントリ「道具の限界」にも書いたが、新しい物に心を奪われる前に、はたしてその道具のポテンシャルを最大限に引き出しているのか?を問う事は大切だろう。 GR Digitalで気に入らない点は 暗部の偽色ノイズが激しい 28mmの広角でモチーフとの距離感が微妙である。 受光素子が小さく、加えて広角のため被写界深度が深く、思ったようなボケがでない。 撮影後の書き込みが遅くて、RAWで撮影すると次の撮影まで10秒くらい待たされる。 良い点 とにかく軽量小型で常に持ち歩いてもそれほど苦にならない。 小型の割にホールドしやすい形状で撮影しやすい。 レンズが優秀で周辺の歪みがほとんど見受けられない。 下手なノイズリダクションに処理しないので、画面がベッタリと平坦にならず、とりあえず素材として良い状態のデータ吐き出してくれる。(逆にこれがノイズ感を強調する主な要因にもなっている) 小型コンパクトでありながらRAWデータで撮影ができる。 マクロ撮影で被写体面から1cmの距離まで近づける。 そこで良い点をさらに伸ばして、欠点をなるべく補うよう意識の転換をしてみた。今流行の「動的平衡」というやつである。 まず後処理でも綺麗な画像に調整するにはRAW撮影が望ましい。ただ、書き込みに10秒待たされる。GR3はメモリバッファーがあり、5枚までなら連続してRAW撮影が可能である。 それだけでもうらやましいと思うのだが、画質の点で画期的な変化がない限り差額をだすだけもったいない。 そこで、RAWの保存速度を上げるべく保存用のメモリカードを替えてみた。 SDメモリカードをGR Digitalと同時期に購入した1GBのものを使っていた。 これを昨年、購入していた2GBのMicroSDにアダプタを介したものに交換してみた。 もともとEM-ONEに使用していたものだが、最近EM-ONEはワンセグチューナーとしてしか使用していないので、SDは必要なくなったのである。 Classの表記もなかったのであまり期待していなかったのだが、それでもRAWデータの書き込みが10秒から7秒くらいに短縮された。 わずか3秒の短縮なのだが、それでもRAW撮影のあり得ない遅さから、まぁ使ってみるかくらいの意識変化の助けになっている。 RAWで保存できれば、後処理はAdobe Lightroomで比較的自由に行える。 特に最近ではLightroomのプラグインで高機能なアンシャープマスクやノイズ低減処理を行えるものがある。 1.のノイズはこれである程度低減できる。2.に関してはもう諦めて被写体に近づく他はない。近づけない場合は後でトリミングである。広角から標準へのトリミングは可能だけど、その逆は不可能なので広く撮って気に入った部分を切るという使い方で割り切るしかない。ボケ味に関しては、構図フレーミングで何とか工夫する。

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