●Sennhaiser IE80
ここ2年ほど愛用してきた、AKGのイヤホンIP2のケーブルガードがボロボロになり、見るからにみすぼらしくなったので、以前から気になっていたIE80を購入を考えて、購入先を調べてみた。
既にフラッグシップモデルをIE800に譲ったとは言え、未だに根強い人気らしく価格も強気の設定だった。
もしかしたら、ヤフオクで手頃な値段で出品していないかと探してみると、あるはあるは下は1円から、ほとんど正規と変わらない値段のものまでさまざまである。
聞けばこの機種はニセ物が多いらしく、その評価もピンキリである。
それらはほとんど全てと言っていいほど中国からの出品である。
ただ、正規品も中国で製造していることや、その使用ドライバーなどを調べてみるとそれほど高価な部品でないことなど、もしかしたらケースなどが違ってもほぼ本物と同じ音質が望めるかもと、密かな期待を寄せて7000円位で一つを落札してしみた。
届いたボックスなどには、見事にサイトなどで紹介されているニセ物の特徴が現れており、まかり間違って本物が届くかもなんて期待もすぐに消し飛んだ。
気を取り直して、重要なのは音質だろうと早速視聴してみた。
う〜ん、音場は広がるし、元気の良い音が出るけど、いまいち余韻が分離しない。これだけ単品を視聴すれば騙されるかも知れないという音である。
ただ、手元にこれまで愛用していたAKG IP2があるのでそれと聴き比べてみると一目瞭然、音の深みが全然違う。いわゆるニセ物の安っぽい音なのである。
すぐに出品者に連絡をして、返品を申し出たところ、相手も心得ているらしくすぐに対応してくれた。
これは良い勉強になり、購入先は多少高くても品物に信頼の置ける店にした。
以前によく購入していた音屋が一番安いことが判明して、ニセ物の4倍くらいの価格だったが注文。すぐに届いた。
開梱して視聴してみてすぐにこれは本物だと納得できた。
以前に本物を視聴した時の印象と変わらず、音質的にはAKG IP2の延長線上にある。
低域、高域の伸びが増し、音場感のスケールが広がる。それでいて音に艶っぽさを感じられ、音楽を楽しく聴くことができる。
イヤホンの故障の原因で筆頭に挙げられる、ケーブルの断線にもリケーブルが可能なので、これから長い付き合いになりそうである。