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コダクローム販売終了・・・orz

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米Eastman Kodakは米国時間2009年6月22日,カラー・リバーサル(スライド)フィルム「KODACHROME Film」の提供を2009年で打ち切ると発表した。販売ペースが現在のまま変わらなければ,2009年の初秋までは入手可能と見込まれる。

KODACHROMEは1935年に発売した銀塩写真用カラー・リバーサル・フィルム。同社は世界で初めて商業的に成功したカラー・フィルムとしている。現在,同社の売上高は約7割を商用/消費者向けデジタル事業が占めており,KODACHROMEによる売上高は写真用フィルム全体の1%にも満たないという。KODACHROMEの提供はやめるが,ほかの写真/映画用フィルムは今後も販売していく。

カンザス州パーソンズにある世界で唯一KODACHROMEを処理できる現像所,米Dwayne’s Photoは,2010年中はKODACHROMEの現像サービスを続けるとしている。

同社はWebサイトで KODACHROMEを愛用した写真家やKODACHROMEで撮影された写真を紹介している。また74年にわたるKODACHROMEの歴史を記念し,最後の製品をニューヨーク州ロチェスターにある写真関連博物館「George Eastman House International Museum of Photography and Film」に寄贈する。

コダックがフィルムブランドコダクロームの販売終了を発表しました。1935年に誕生したコダクロームは、同社いわく世界で最初に商業的成功を収めたカラーフィルム。70年代にはポール・サイモンの歌にまでなりましたが、近年は他のフィルムやデジタルカメラへの移行により売上が劇的に落ち込んでいました。現在の販売ペースでは、今秋早々に在庫がなくなる見込み。国内では2007年春に販売が終了していましたが、この発表により正式に74年間の歴史に幕が下りることになります。

なお、最後のフィルムはジョージ・イーストマン・ハウス国際写真博物館へ寄贈されるとのこと。さらにコダクロームを使って有名な「アフガンの少女」を撮影したスティーブ・マッカリーが最後に同フィルムでの撮影を行い、作品を同博物館へ寄贈する予定です。同社公式ブログではコダクローム作品集が公開中ですので、お世話になった方もそうでない方もぜひどうぞ。

プレスリリース

公式ブログの特設ページ

コダクローム作品集

コダクロームの赤には特別の思い入れがあった。

以前にContaxを使っていた時に38mmSonnerレンズと合わせて、そのコッテリとした色乗りと赤の表情の豊かさに魅了されていた記憶がある。

ほとんどすべてデジカメで撮影するようになっても、いつかまたこの組み合わせで撮影がしたいとおぼろげながら希望していたのだが、フィルム自体が無くなるとのことそれも叶わない夢となった。

しかしこういう伝説的フィルムは残してもらいたいと思うのは傍観者の勝手な希望なのだろう。実際にここ数年買っていないし。

あと残るは富士ベルビアの青か。

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