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スケルトン・キー

The Skeleton Key(スケルトン・キー)
監督: イアン・ソフトリー
出演: ケイト・ハドソン、ジーナ・ローランズ、ジョン・ハート、ピーター・サースガード他
製作国:アメリカ
制作年:2005年

 スケルトン・キーとはこちらで言うマスターキーのことだろうか?
 ちなみに研究社 新英和・和英中辞典では、
 マスターキー a master key.
 とだけ記述があり、
 スケルトンキーは
 合いかぎ 《かかりの部分を削り落とし,多くの錠に合うように作ったかぎ》とある。
 用途は同じでもその成り立ちが違うのかもしれない。

 フードゥー(hoodoo)とは、ゾンビ映画などでおなじみの死者を蘇らせることで知られる「ブードゥ教」を起源にした、ニューオリンズの黒人達独自の呪術である。
 ブードゥーって聞くとまず思い浮かべるのが死者をよみがえらせる魔術、ゾンビものなのだがこの映画にはゾンビは出てこない。

 この映画の教訓はズバリ「信じるものは足をすくわれる」である。
 まぁ何を信じるかによるのだが、何の咎もない心優しい主人公が最後には不幸になって結末をむかえるという何だかなぁ的な感じしなくもない。
 正確に言えば主人公にまったく咎がない訳じゃない。
 それは、よりによってフードゥーを信じ、さらには対抗手段としてそのフードゥーの魔術を使ったことだろう。
 もうひとつ教訓を付け加えるとしたら「生兵法は大けがの元」もしくは「初心貫徹」だろうか?

 それに相手だって何のリスクがないわけではなく、だいぶ苦労している様が伺える。
 その辺がラスト付近での会話「毎回大変になって行くわ。信じなくなってきているから」といやり取りを聞くとこれからも、もっともっと大変なんだろうなぁと同情すらわいてくる。

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