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モローとルオー

 昨日、 パナソニック 汐留ミュージアムにて開催されている「モローとルオー」の展覧会へ行ってきた。
 新橋駅から徒歩5分くらい。バカでかい電通ビルの近くである。
 パナソニックの社ビルの一部を使っているらしく、展示会場外のフロアの撮影でも注意された。
 別に作品を撮るわけでもなく鑑賞した記念に展示会看板を含む入り口付近を撮りたかっただけなのに、どうも大手の企業は高飛車でいけない。

 フロアでは今展示会の志向に添った14分程度のビデオが上映されていた。
 判りやすいビデオで展覧会を鑑賞する前知識として十分な内容だった。

 さて、ひさしぶりにモローの絵を直に見られると期待していたのだが、モロー美術館からの展示品はどれもいまいちな内容だった。

一言で言うと大味な作品ばかりが来た感触である。
素描の中にモローらしい繊細で緻密な表現がみられるものの、油彩の大作は抽象表現を模索していた物が多く、モローを観る上ではいささか偏った印象。

 全体の中で目を引いた作品は岐阜美術館から借りた物モローの小作品とパナソニック美術館で所蔵するルオーの大作ぐらいである。

 これでは所蔵作品をお披露目する目的で海外の安くレンタルできる作品を揃えただけなんじゃないかと疑ってみたくもなる。それほどルオーの大作とその他のショボさの差はは目を見張るものだった。

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