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ルーブル美術館展

 先日、上野にある東京都美術館で開催中の「ルーブル美術館展」を家内と見に行った。
 綺麗な配色のポスターは気になっていたが、正直、大理石の女神像が目玉であまり見るような物がないのではないかと疑って、乗り気ではなかった。
 第一大理石の女神像自体はそれほど興味をそそられる対象ではなかったからである。

 しかし、ちょうど近所で開催中だし、9月6日から開催の芸祭を見に行くついでと思って足を伸ばしてみた。
 土曜日で、会期も終わりになっているにもかかわらず、人が多かった。

 今回は地中海周辺の古代からのコレクションに的を絞って展示していると、現地について初めて知った。
 紀元前、ローマ時代の壺やら装身具などは見ているだけで楽しい。
 特に古代の物はそこに描かれている迷いのない線など感じ入る事が多い。

 7つの展示エリアに分かれていて古代から順々に遡っていく志向だ。
 昔、石膏デッサンでモチーフにしていたような大理石の像がいくつも展示されていて、ついついうっとり見入ってしまった。
  もちろん目玉であるビーナス像も見たが、それ以外の像もそれぞれ興味深く拝見できた。

 それで展示エリアの1〜3あたりは心地よく見られたがエリア4の十字軍あたりになると、どうもつまらない。古代の自由さがなくなって凝り固まった思想のような物が感じられてどうもよろしくない。
 それを過ぎてルネッサンスあたりにくると、今度は絵画が楽しくて、紀行記録の素描と淡彩が面白かった。

 オスマントルコ時代の大粒のダイヤモンドをあしらった装飾品など、豪華な品も目を引いた。
 ただし、古代の物と比べると高価な宝飾品だけど趣味はよろしくない。

 時間の関係上でビデオ放映はスルー、後半は流しで見てきたが展示物が多いのでそれでもたっぷり2時間はかかった。
 久しぶりの展覧会鑑賞に満足した。
 これを機にまた美術館巡りが再発しそうな予感。
 さっそくiPhoneの有料アプリ「TokyoArtBEAT」と「ミューぽん」をインストールした。

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