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一見の店に入るのは案外難しい。

 昨夜、渋谷でルドンを鑑賞して昔よく通った店で夕食。
 その後、あまりにも暑かったので、一杯飲みたいと、これまた昔の行きつけの店に行ってみたがすでに無くなっていた・・・orz
 こういうのが一番困る。
 体の方はもう一杯呑む体制になっているのに、肝心の店が無い。

 そういえば、ついこないだも新宿で馴染みにしていた紀伊国屋裏のショットバーも再開発のためか店が無くなっていた。
 その店は圧倒的な種類のバーボンが用意されていて利き酒しながら好みの酒を探す楽しみもあった。
 普段の値段も場所の割りには格安だったし、毎月第2水曜日は全品半額で呑ませてくれるた。

 こういう馴染みの店が無くなるとその穴を埋めるためまた開拓しなくてはならない。
 でも、これがなかなか難しいのである。
 知り合いの紹介とかなら気軽に入れるのだが、自分で探して雰囲気だけでフラッと入るには少々勇気がいる。

 昨今ではバーなどは人気がないのだろうか?
 ただでさえ表通りには位置せず、にどちらかというと裏路地の方に罪深い印象を与えるまるで小説「鉄仮面」に出てくる牢獄のような暗いたたずまいの店が多く、見つけても入るのについ躊躇してしまう。

 どうせ表通りの明るくバカッぽい店に入っても、バーボンと言えばアーリータイムズでも出しておけば満足だろうという手合いの店が多く、そもそも期待もできないので、こういう初めて入るのに一寸ためらわれるような店を外から丹念に観察して意を決して入ることになる。

 それだけに良い店を見つけたときはとても嬉しいのだが、そんな店はなかなか無いのである。
 たいがいは値段が高かったり、料理の味がいまいちだっり、扱う酒の種類が少なく好みの酒がなかったりする。

 昨夜も「ええぃ!」と意を決して入った店も結局普通の品揃えで、本当はダニエル・スチュワートの12年が呑みたかったのに無くて、普通のターキー12年を呑んで帰った。
 テーブルチャージに加えてサービス料と称する全体の5%がしっかり加算されていて、その割には氷も製氷器の四角い物・・・。
 おかげでちょっと消化不良気味である。

 まぁ、早く帰って自宅で呑めば安上がりで良いんだけどね。

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