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今やらなくて何時やる。わしがやらねば誰がやる。

元旦である。
年末までバタバタと忙しくて、新年の準備もままならぬまま、年を明けてしまったので、めでたく新年を迎えた実感がいまいち湧かない。
しかし、こういった節目節目はとても大切なことである。
来年はこうならないよう、今からコツコツとゆとりが持てるように努力しよう。

毎年のように元旦に菩提寺に参詣して、ご住職から御説法を頂いた。
その中である昔の彫刻家の「今やらなければ何時やる。わしがやらねば誰がやる」という言葉を引かれて、年頭の意気込みの大切さをお話になっていた。

「~がやらねば誰がやる」というキャッチフレーズはいささか様々なところで使い古された感がないでもないが、この「今やらねば何時やる」という単純な言葉に最近の自分を振り返って深く心に響いた。
とかく「今日は疲れているから」とか「他に優先順位の高い物があるから」とか、理由を付けてなかなか行動できないことが多いが、今年はまず「即、動く」ということをテーマに今年1年を歩んでゆきたい。

具体的に言えば 「有効なことは気付いたら即行う」 反対に 「不毛なことは極力行わない」 そして少しでもゆとりを作って 「大事なことを前倒しに行う」 ということだ。

多くの場合、困難に直面しているときは実生活に直接関わりのない不毛な物ほど甘美で魅力的に映ってしまうものだ。
去年まではどちらかというと過去に蓄積した資産やスキルを消費しながら仕事を行ってきたが、これからはどんどん新しいことを吸収しなくてはならないし、クリエイトしていかなくてはならない。
これは自らが選んだことだし元来好きなこととはいえ、当然、大きな困難が伴う。
そのたびに現実逃避に走っては事態は刻々と悪化するばかりだろう。

若い頃はそうなっても付け焼き刃でも無茶をして失地回復が可能であったが、ことこの歳でそうそう無茶はできない。
代わりに、地道に積み上げてゆくという狡猾さと忍耐のようなものは備わった。
そういう意味では体力的には減退しても、どこか進歩し成長し続けているともいえるだろう。

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