おいしいハンバーガーが無性に食べたくなって、職場から気軽に食べにゆける範囲で開拓してゆこうと同僚と決意した。
代々木周辺には結構、評判の高い店が多く一つのジャンルに絞っても食べ歩けるくらいである。
そこでハンバーガーシリーズの第一弾として代々木公園近くのハンバーガーショップ「ARMS」へ行ってきた。
50年代のアメリカンスタイルの趣のある店内とオープンのキッチンから聞こえる肉を焼くジュージューという音
テーブル数は決して多くは無いけどゆったりとした雰囲気である。
一つは天井が高く、元にあった天井を壊してコンクリをむき出しにしたことにも寄るだろう。
基本のハンバーガーが750円 チーズバーガーやエッグバーガーが950円 そのほかダブルバーガーなどは1000円を超えてしまう。
この値段には飲み物は付かない。
飲み物はコーヒー類が450円から
夕方の時間に行ったせいか店内はスーツを着たサラリーマン風の1人とあとは明らかに地元の人と見受けられるなじみの人がペットの犬を連れて来ていただけである。
驚いたことに店内ペットが自由に入ってこれるらしい。
それも結構大きめの犬がテーブル横にお座りをしたのでちょっと面食らってしまった。
さて、肝心の味であるが、ハンバーガーを構成するそれぞれのパーツは高評価である。
パンは厚みとボリュームがあり外はカリカリ、中はしっとり柔らかで80点くらいは行くだろう。
レタスもフレッシュでシャキシャキしていて、治療中の前歯の仮歯が折れるんじゃないかと思えるほど芯のしっかりした物だった。(結局前歯でかみ切ることを断念してレタスを引き抜いて、奥歯で砕いた)
これも高評価で80点くらい
肉はジューシーで噛むと肉汁がしたたり落ちる程である。こちらは75点。
ところが、これらが組み合わさって、「ハンバーガー」という一つの料理として見た場合、点数が辛くなり65点程度になってしまう。
それぞれ優秀でも主張が激しくて全体のハーモニーとしてまとまらない印象を持った。
引き合いに出すのもなんだが、そのへんビックマックは凄いと改めて思った。
それぞれのパーツは大したことがないのに、「ビックマック」という一つの食品として捕らえるならばこれほどまとまった物もめずらしいだろう。
その代わり、個々のパーツ、「ビックマックのレタス」「ビックマックのバンズ」等々に目を向けても一つ一つとしてはとらえられない虚弱さがある。 これは総合力の勝負なのであろう。
話がわき道にそれたけど、値段が高いだけに良い素材を揃えたからといって、それだけでは決しておいしいハンバーガーが出来るとは限らないのである。
評価 100点中
店:80点
味:65点
飲み物:30点(いささか水っぽかった
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