今日は新しいプロダクトに使う、音取りのために都内の某スタジオへ赴いた。
英会話コンテンツのため二世の声優さんと、イントネーションや表現方法を確認のためネイティブの外国人の方2人
あとはクライアントから6人!ほど、熱気のこもる狭いスタジオで台本の頭から次々と録音していった。
台本とはいっても1人の声優さんに1人のキャラではない。
5~6人のキャラの年齢や性格、発言のシチュレーションなどをその場で伝えて、その声色の良否をみんなで判断しながら進めてゆく。
しかし、今日の担当の声優さんはとても優秀な方で、こちらの伝えたイメージにすぐに対応してくれた。
下は8歳から上は60歳まで、暗いキャラから突き抜けるような明るいキャラまで実に様々な声色とイントネーションを駆使して表現してくれた。
そういう声には聞き慣れているつもりではいても、目の前で1人の人間から色とりどりの声色が展開される様を直接目の当たりにすると、まるで巧みのマジックでも観ているような感覚を覚える。
こういうプロ根性に直接触れると「いやぁさすがだなぁ~」と溜息しか出てこないのである。
声優さんもさることながら録音技師も黙々とプロの仕事を進めていた。
そっちの方にも興味があるので、作業中のモニターを覗かせてもらうと驚いたことにMacOS9環境でProTool(そういう名前のソフト)を使用していた。
やはり安定した仕事を納めるためには流行廃りに関係なくこういう枯れた技術を好んで使うんだろうなぁとそちらの方にも好感を持った。
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