NASAが今年5月に修理を終えたハッブル宇宙望遠鏡から届いた最新画像を公開した。CGではなく、本物の深宇宙の姿だけに見ているだけでもウットリしてしまう。
上の羽を広げた蝶のように見える星雲はNGC 6302と呼ばれる、3800光年先の星。
星の一生としてはほぼご末期の状態で、星から2万度もの高熱ガスが四方八方に抜け出しているという。
この写真は修理で取り付けられた、新しい広視野カメラ3で撮影されたもの。
以前の広視野惑星カメラ2から取り替えられ、近赤外線を捕らえる2チャンネル目が装備された。
これにより可視光だけでなく、近紫外線の一部と近赤外線に赤外線、800から1700ナノメートルの波長の光を受けることができる。
1990年に打ち上げられたハッブル望遠鏡は、老朽化が進んでいたが、スペースシャトルを打ち上げて飛行士が宇宙遊泳で修理を実施。
この修理で性能が大幅に上昇しただけではなく、寿命も延びた。
少なくともあと5年間は、観測を続けるというので素敵な画像を送り続けてもらいたい。
大型球状星団のオメガ星団
新たに撮影された銀河
コメント