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時間と宇宙と次元と

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 なんだか一昨日のエントリ「貴方と夜と音楽と」みたいな題名になってしまったが、こちらは天体物理学のJanne Levin教授が宇宙の成り立ちについて説明している科学のお話。
最近「マルチバース」がらみの情報がよく引っかかるようになってきたのも何かの縁だろうか。
斬新だったのが「空間はビッグバンよって作られ、それによって時間も作られている。空間でビッグバンが起こるのではなく、ビッグバンによってまた新たな空間が生まれ、その空間に時間や現象が備わっている。」という一節。
時間や空間がまずありきと思ってしまうが、まさに無から始まるという発想だと、やはりそうなるのだろう。
では、そのすべてを始める「存在の可能性」とは一体何なのだろう?という疑問が湧いてくる。
また、始まりのトリガーとは一体何なのだろうと考え始めるといくらでも興味は尽きない。

宇宙の始まり

。時間も、空間も何も無い、完全なるです。
そこにあるのは、「存在の可能性」だけ。
そこから宇宙が始まります。その瞬間から、時間、空間、現象、エネルギー、全てが生まれます。
そして原子が作られ、その50億年後銀河系が形成され、その銀河系の1つがさらに千年後に惑星を作り、そしてその14億年後にやっと人類が生まれるのです。

ビッグバン

ビッグバンはよく、ある空間内での大きな爆発だと思われています。
時間も現象もあって、そこでエネルギーが爆発する、と。
でも実はもっと奥深いことが起きているんです。
空間はビッグバンよって作られ、それによって時間も作られている。空間でビッグバンが起こるのではなく、ビッグバンによってまた新たな空間が生まれ、その空間に時間や現象が備わっている。

ビッグバンとは宇宙の根本である。

しかしこれは我々が学問としてとらえているだけであって、今住んでいるこの40億年前に始まった宇宙は、それ以前に存在した宇宙が崩壊する際にビッグバンによってまた新たに作られた宇宙なのではないか、とも考えられます。
ともすると、この宇宙は、その前の宇宙からできて、その前の宇宙はその前の前の、と永遠にさかのぼっていけるのではないでしょうか。
それともまた違った考え方をしたら、我々のこの宇宙はポンっとうまれる泡のようなもので、この泡以外にも無数の泡が周りに存在してるのではないでしょうか?
ただ、その別の宇宙にコンタクトすることができずに、我々はこの我々の宇宙を唯一の宇宙だと思っているのではないでしょうか?

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