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水と空気

静岡から持ち帰った水でコーヒーを入れてみた。
とても、美味しく仕上がった。
やはり水でかなり変わる。
静岡と言うところはお茶も美味しいがやはり水そのものが違うのだろう。
実際にむこうで顔を洗っても水が柔らかく、心地よい。

普段、お茶やコーヒーを煎れる際に使う水は近くのスーパーでもらえるイオン水を4リットル入りのポリタンクでもらってきて、使用している。
もちろん、水道水から比べればカルキ臭さや癖が無く、そのまま飲んでも美味しい。
ウィスキーのロックに使う氷もこれで作っている。

これで一安心していたのだが、先日、この水を白湯にして飲んでみたところ、何故かカルキ臭くてとても飲めた物ではなかった。
原因を探ってみると、ケトルに問題があった。
うちのケトルはモダンなデザインで沸騰すると音が鳴って空沸かしを防いでくれるのだが、上蓋が無く注ぎ口から水を入れる。
そのため、中を綺麗に掃除したくても出来ない作りになっている。
ときどき、注ぎ口から指を入れて裏面がざらついていないか確認して良く濯ぐのだが、それでもカルキは抜けないようである。
仕方がないので、昔のようにミルクパンでお湯を沸かしこれでコーヒーを煎れるようにした。以前は、なるべく水を美味しくしようと備長炭を入れた湧かしていたこともある。
しかし、炭のカルキ分を吸い取ってくれる能力にも限界があるようで、頻繁に換えなくてはいけないので面倒である。
やはり、イオン水をもらってきて、良く洗ったミルクパンでお湯を沸かすのが一番手軽で安上がりなようだ。
実は埼玉に引っ越してからは水道水もそれほどくはない。

不味い水道水で思い出すのが20年近く前に一時期、東京の江戸川区の方に通っていた時のことだ。

あそこの水はとても不味くて飲めた物ではなかった。
何でそうなるのかは解らないが、その当時から地元の人も江戸川区の水のまずさについて訴えていたので私の主観だけではなさそうだ。
その後改善されたのだろうか?

こちらに来る前のマンションは国道沿いに建っていて、空気がとても汚かった。
ガラス戸が2重になっていたので音はそれほど漏れないのだが、空気の汚さだけはどうしようもなかった。
ベランダは宿命的に黒ずんでしょっちゅう水で洗い流さなければならなかった。
そんなところだからあまり布団も外に干したくはなかった。
花粉症の原因には身体に長い間、花粉の要素が貯まってゆくことで発症するといわれるが、空気の悪さから体質が変わってしまうと可能性もある。
前のマンションには約12年住んでいたが、もしかしたらその間に体質を変えられて花粉症のキャリアになってしまったのかもしれない。

そういえば、こちらに引っ越してから花粉症の症状も軽くなった気もする。
石原都知事も排気ガス規制など頑張っているが、ちょっと手遅れだったかもしれない。
都知事も去年くらいから発症してしまったらしい。
やはり、水と空気は生物が生きてゆくために最低限、大事に守らなければならない物だろう。

水と空気はタダみたいな物だから、資本主義社会では軽んじられるのだろうが、皆が等しく大切な物であることには変わらない。
いくら、経済が発展しようとも水や空気を汚して結果的に人間が住みづらくなっていては、いったい何のための発展だろう?
水や空気など最低限の公共を大事にできない社会なんて、ろくなもんじゃないと思う。

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