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禁煙・喫煙 その2

喫煙は嗜好(しこう)か病気か、たばこの在り方が変わろうとしています。
4月から診療報酬の改定によって、たばこがやめられず、「ニコチン依存症」と診断された人に対する禁煙治療が保険適用になります。
ニコチン依存症が病気と認められることになりますが、たばこメーカーは反発しています。
喫煙は嗜好(しこう)か病気か、たばこの在り方が変わろうとしています。

前回のエントリに、喫煙者は「ニコチン中毒」という立派な病気なのだから、国は禁煙プログラムに補助金を出すべきだろう。と書いたが4月から診断によっては保険適用がされるという。
依存度の高い人で止めたい思っている人はこれを機に禁煙できるチャンスだと思う。
これで全て解決というわけではないだろうが、少なくとも禁煙を志す人に対しての財政的な支援にもなり、より選択肢が広がるので、歓迎すべき事だろう。

この制度に対して煙草メーカーは反対を表明していて、「煙草が身体に害を及ぼすことは否定しないが、依存度は弱いはずで止めようと思えば個人の意志で止められるので病気ではない」などと時代錯誤も甚だしいコメントを出していた。
メーカー自らこういう態度だから、いわゆる世間の嫌煙家から厳しい目で見られるのだろうと思う。
ニコチン依存から抜け出そうという個人の意志よりも自分たちの利益を大事にする、まるで、薬付けにしたジャンキーから金をせびり取る薬の売人のようなイメージがある。

ちなみに動画ニュースで元ヘビースモーカーで今は煙草問題の専門家のコメントで。煙草は「愛煙家」ではなく「哀煙家」(哀しい煙の囚われ人)であり、「嗜好品」ではなく「死向品」という、いささかオヤジギャグも苦笑いした。

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