ブログのネタに「しゃべる猫」を書こうとして、前に読んだ村上春樹のエッセーの「不思議猫の存在」について、以前にサイトごと落とした朝日堂のフォーラムになかったか調べようとしたが、内容が膨大なのでMacOSXでファイルの全文検索のできる検索ソフトを探そうと思う。
MacOS10.4のTIgerからSpotLightという機能があるのだが、こないだTigerからPantherに戻したばかりだし、しばらくTIgerにするつもりもないのでPantherで使える物を探す。
OS9当時なら「File検索犬ぽち」という優れたソフトがあったのだが、OSXになってから全文検索を実行するGUIベースのソフトが見つからなかった。
そこで、以前から耳にしていたNamazuシステムの導入を考える。
全文検索システムNamazuをMacOSXで使ふ
http://homepage3.nifty.com/~ynakano/laboratory/nmz-mac.html
namazu本体をインストールする前に、GNU gettext、nkf、darts、chasen、ipadic、Text-Chasenをインストール
慣れない作業なのでめんどくさいなぁ。
英語のサイトを閲覧するため内容を理解しやすいように翻訳ソフトを使用する。
MAC-Transer V2の翻訳ツールバーを使う。
これがまたexciteのウェブページ翻訳より使いやすい。
サイトページを表示したまま、翻訳ツールバーのボタンを押すだけである。
英文の下に翻訳文が表記されるので見比べながら内容を確認できる。
こうして副次的にやることが多くなって行くんだよなぁ…。
そのかわり環境がどんどん使いやすくなって行くのだけど。
上記のサイトを参考にまず
●GNU gettext
http://www.gnu.org/software/gettext/gettext.html
から0.14.5が現在の安定版らしいのでgettext-0.14.5.tar.gzをダウンロード
(ただし、本サイトからはダウンできず、ミラーのFTPサイトからバージョンを選んでダウンロードする。)
圧縮ファイルを解凍するとgettext-0.14.5というフォルダができるので、その中身configureをターミナルへドラック&ドロップしてリターンキーを押して実行。
しばらく処理をして入力待ち状態になるので make コマンドを打ち込みターンキーを押して実行。
またしばらく処理をして入力待ち状態になるので こんどは make check とコマンドを打ち込みターンキーを押して実行。
メイクのチェックにすごく時間がかかる…。
やっとチェックが終わるがいくつかエラーが出ている。
気にせずに最後のコマンド sudo make install と打ち込みリターンキーを押して実行。
パスワードが要求されるので打ち込みさらにリターンキーで実行。
インストールが始まる。
終了後に /usr/local/share/gettext にインストールがされていることを確認。
(不可視フォルダなのでPathFinderなどの表示が可能なツールを使用する。)
●nkf
ftp://ftp.dna.affrc.go.jp/pub/unix/nkf/
cd /Users/自分のユーザ名/pkg_fol ←パッケージのあるディレクトリへ移動する
cc -o nkf nkf.c ←コンパイルする。-oオプションでnkfというファイルに書き出しています。
sudo cp nkf /usr/local/bin/nkf ←システム領域にコピーする。
パスワード
nkf -v ←バージョンを調べる。ちゃんとバージョン情報が出てきたら成功。
続けてnkfのperlモジュールをインストールする
cd nkf ←perlモジュールのあるフォルダに移動。
perl Makefile.PL ←前準備
make ←コンパイルする
make test ←テストする
sudo make install ←システム領域にインストールする
パスワード
make clean ←ゴミを削除する。またはmake distclean
●ChaSenと辞書
http://chasen.naist.jp/hiki/ChaSen/?%C3%E3%E4%A5%A4%CE%C7%DB%C9%DB
本体:chasen-2.3.3.tar.gz (2003 8 16)
% ./configure –disable-shared
% make LIBS=-liconv
% sudo make install
辞書:ipadic-2.7.0.tar.gz
% ./configure
% make
% sudo make install
●Text::ChaSen
http://www.daionet.gr.jp/~knok/chasen/
% perl Makefile.PL
% make
% sudo make install
●namazu
http://www.namazu.org/#download
% cd File-MMagic
% perl Makefile.PL
% make
% sudo make install
% cd ..
% ./configure –disable-shared
% make
% sudo make install
% sudo cp lisp/namazu.el /usr/local/share/emacs/site-lisp/
インストール後 /usr/local/libexec/namazu.cgi を確認。
ローカルでnamazuを動かすには
超簡単 Mac OS XのローカルでCGI (SSIもPHPも)
http://homepage1.nifty.com/glass/tom_neko/web/web_cgi_osx.htm
/Library/WebServer/CGI-Executables/ にCGIファイルを置く
シンボルリンクで良いだろう。
ln -s /usr/local/libexec/namazu.cgi /Library/WebServer/CGI-Executables/
今日はここまで。未だナマズは動かない・・・。
一つのことをやろうとして副次的に多岐に渡って深みにはまってゆくのはいつものことだけど。あぁ面倒くさい。
追記 パンサーから標準のシェルbashにはsetenvコマンドは通らない。 仕方がないのでその時だけtcshに変えて処理を実行する。
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