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花粉症

数年前から花粉症キャリアである。
それまでは、まるで他人事だったのに、ある年から急に辛くなった。
なんでも、身体の中に花粉の要素が貯まってゆき、ある量を過ぎるとまるでコップから水が溢れるように、症状が発生するらしい。
その話を聞いたときに、自分の身体の中で雪のように深々と降り積もる花粉をイメージしてしまった。
積もった雪を雪かきするように、身の中の花粉もかき出せればいいと思うのだけど。で、今年は花粉の量は比較的少ないようである。
去年はひどかった。
発症時は鼻呼吸がまったく出来ないくらいである。
そのため、毎年この時期の思考能力は45%くらいダウンする。
厳しい冬から暖かい春になる、とても晴れがましい時期なのに、この忌々しい花粉がその幸せに水を差すような気がしてとても忌み嫌う。幸い今年はまだ全然発症せずに楽に過ごしていたのだが、その平穏な日々をぶちこわすヤツが現れた。
一昨日、妹が来て、「あんた、花粉症じゃなかったの?」と聞かれて、「へっ?数年前からキャリアだけど?」と答えると、「今日は花粉がすごいってニュースで言っていて、私も目がかゆくて仕方がないのよねぇ。なのにあんたは平気でいるのなら花粉症じゃないんじゃない」などとのたまわった。
本人が気付かずに平穏に暮らしていたのに、こんなことを言われてしまっては、もうぶち壊しである。
なんだか自分も鼻がつまってきて、目がかゆくなってきた。
そんな本人も気付いていないことを言わなければそれで済むことなのにわざわざ告げて、人に発症させるなんてまったくひでぇ野郎だ。
結局、マシンの環境構築作業のお礼に花粉症発症を告げに来たんじゃないかと思えるほどだ。
でもまぁ逆に考えて、結局は、本人の意識で発症も防げるのではないか?と思う今日この頃である。

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