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青竹踏み

疲れが貯まってくると決まって足が重くなる。

足がむくんで重くなり、その気怠さが全身に行き渡る感覚だ。

低血圧のせいか、こうなると全身が冷えて、身体の機能や免疫が低下してくるようになったら要注意である。

暖かい湯船に入って、体温を上げて機能回復を図るのだが、気怠いときは長時間の入浴も億劫になってしまう。若いときと違って疲れた身体は横になったぐらいではなかなか回復しない。

いくら身体が怠くて面倒くさくかんじられても、意識してメンテナンスしないと、回復が難しい歳になってしまった。

身体を日本刀に譬えると、若い頃は多少無茶な使い方をしても、たとえ多少刃こぼれなんかおこしたとしても、眠っているあいだにに小人がでてきて、せっせと刃物を研いでくれていたようなものだ。

それがこの頃はその便利な小人の姿が見えなくなり、しかたなく自分自身で研がなくては切れ味が回復しなくなってしまった。

(当然、刃こぼれなんかおこそうものならば、それこそ研ぎ終えるまでに相当な時間を要する)

疲れの回復には脱皮が有効であるが、これも億劫に感じられるような酷い疲労の時には青竹踏みをしている。

硬質ゴム製でちょっと濃いめのミントグリーンで突起がいくつも付いた青竹踏みでかれこれ10年以上愛用している。

ゴム製なので汚れたら丸洗いが出来るのがよい。

今なら塩ビ製で同様の物も100円ショップでも売っている。

これでも効果は変わらないだろう。

普段調子の良いときには、デスクの下に常駐していることすら、ついつい忘れがちだけど、疲労がたまって意識して回復を図るときなどには、とても頼りになる相棒である。

PCで映画でも観ながらその前で青竹踏みで足裏に刺激お与え、凝りをほぐすと、かなり楽になる。

低血圧なので、どうも血の流れが弱く、重力よって身体の下の方に落ちた疲れの要素がそのまま止まって貯まってしまうようである。

このオリのように固まった疲れの要素を、青竹踏みでほぐして流れをよくすることで全身がだいぶ楽になる。

一時期、やりすぎて足の裏の皮が厚く固くなって、突起の圧ではツボに届かなくなってしまったことがある。

こういう状態になるとまるで「北斗の拳」のハート様のようである。

ちょっとやそっとの突きでは秘孔にまで届かず、「全然効かんなぁ」と言うわけである。

なので、足裏の皮が厚くなったら、いつもの足だけ脱皮を行い、足裏を柔らかくしてやるとまたツボ押しが効く状態になる。

こういう「たとえ億劫でも、これさえやれば、確実に回復が見込める」って方法は、いくつかストックしておいた方が良いかもしれない。

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