MENU

4月バカ

今日から4月、早いものである。
いつもの通り書くが、今年から一年を半分に割って2年分過ごすことにしているから、もう半年が経ってしまった事になる。
う~ん、その割にはあまり成長していないなぁ。

4月1日と言えばいわゆる「4月バカ」。
この日ばかりは嘘をついても良い日とされている。
まぁ、この日に限らず年がら年中嘘をつきまくっている人は多いのだけど。
私も結構冗談で嘘をつくことがある。
話の流れでそっちの方が楽しいと思われるときに、ついポロッと嘘をつき、直ぐさま「すみません。嘘をついてしまいました。」と謝ることになる。
まぁこれは会話を楽しもうというその場限りですぐにネタをばらす嘘だから、罪は軽い方だと思う。
あと、誰かをかばうためにしかたなくつく嘘もあるし、正直に生きようと思いながらも、そうはなかなかいかないものだ。

でも、中には、自らの虚栄から嘘をつく人もある。
そんなに話だけで自分大きく見せても仕方がないだろうにと思うんだけど、こういう人はとにかく自慢にもならないようなことを大きく見せるために嘘をつき、その嘘がばれそうになると自己保身のためにまた嘘を重ねる。
そもそも、会話をするという行為には、会話そのものを楽しむ意味と、会話の中から新しい情報の交換の意味もあるが、こういう人を相手にしていると、どれが正確でどれが不正確な情報かも判断しにくい。
中には更に酷いことに、自分の言っていることに嘘の意識が無くて、嘘の情報を確信を持って言い切る人もいるが、その情報が不正確さを指摘しても、まるで自分の人間性を否定されたかのように怒り出す始末である。
で、そもそもその人が確信に至った経緯をくわしく聞いてみると噂程度のソースや広告の踊り文句しか提示できず、単なる思いこみだけで判断していた事が判明する。
要するに経験からものを言っている訳じゃないので、ソースその物が信頼性がなく結果、信用のおけない人ということになる。
加えてこういう人の移り変わりは激しくて、今日もせっせと企業の宣伝部のようにマイブームの布教に努めるわけである。

はっきり言って、こういう手合いはたまらないし、相手にもしたくない。
まぁそんな「うっかり八兵衛」の言うことをたとえ一時的でも真摯に真剣になって聞いていた自分が悪いんだろうけど。

まぁ、嘘そのもので良い嘘も悪い嘘もないのだろうけど、思い出してもあまり良い嘘って思いつかない。
冗談を言うにしても明らかにそれと解る上での嘘だから逆に楽しんだけど、それも相手を選んでしまう。
例えばうちの兄は結構素直な性格なので、こちらが冗談でついた嘘でも結構信じてしまう。
以前に兄が眼鏡を新調したときにフレームをカルバンクラインにした。

兄「ブランドとデザインが気に入って買ったんだけど、こんな簡単な作りのものでも結構高いんだよなぁ」
私「そりゃそうだよ、そのブランドは”カルバン・クライン”って人が一個一個、手作りで仕上げているからどうしても高くなっちゃうんだよ」(嘘)
兄「へぇ!だからこんなに高いのかぁ!!」
私、妹「・・・苦笑」
と、まぁこんな具合で明らかに解る嘘でも相手を選ぶって事なんだろう。

でも、こんなくだらない嘘ばかりついているから正確な情報を提示してもなかなか信じてもらえない事もある。
私「ファイロファックスってシステム手帳はロールスロイスのシートを作っている革職人のお手製なんだぜ」(本当)
妹「またぁ、下らん嘘をいいやがって!」
私「・・・」

まぁ人間、信用されなくなったら終わりだと思う今日この頃である。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次