我が家のルータは3年前に光ケーブルを引いたときにNTTから買い取ったWebCasterV110という物である。
デザインがいまいちだけど、安定して通信できていた。
標準ではWiFiに対応しておらず、オプションのIEEE802.11a/g対応カード子機「Web Caster FT-STC-Va/g」を専用無線LANカードスロットに装着することにより、高速ワイヤレス通信が可能になる。
このオプションが今の無線通信速度から考えると割高なのでこれは買わずに 手軽にWiFiアンテナが立てられるFonのルータを接続してしのいでいた。
当初、WiFi機器はPalm機のCLIEやiPodTouchぐらいだったのでそれでもOKだった。
ここ最近、iPhoneなど高速WiFiで接続したい機器が増えてきたことと、前に使っていたメインPCのPowerBookG4TiをWiFiで接続させるため、Fonではなく普通のWiFiアンテナを立てることにした。
Appleから出しているAirMac Expressも考えたけど、現在のルータ、WebCasterV110に付け足しで使う形になり、もっとシンプルにしたいことと、WiFiアンテナから壁越しのバルコニー全体まで届かない可能性があるため、より強力なアンテナを搭載したWiFiルータを新たに購入することにした。
店で多数ある無線ルータを見ながら店の人にも相談したところ、バッファローの物を勧められた。
理由は接続が簡単であるということだった。
外見デザイン的にはPCIの物が白くてすっきりしていていい感じだったので、聞いたところ、PCIのルータは品物は確かだけど接続が難しくサポートも悪いのであまり勧められないと言われた。
まぁ多少、設定の難しい物は今までも何度も経験があるから何とかなるだろうと、高をくくり、やはり部屋に置く物だけに外見が気に入ったPCIのルータMZK-W04N-X購入した。
ちょうど新古品が定価の半額ぐらいで出ていたので、安かったことも購入を後押しした。
実はこれが1月前のことである。
実際に、有線ルータ、11nのWiFiの接続は難儀しながらも設定できたので直ぐに接続できた。
問題はPowerBookG4Tiの11bの方である。
これが何度やってもPASSが通らないのである。
仕方がないので、MZK-W04N-XにFonルータを接続して、PowerBookG4TiだけFon無線で繋げていた。
もともとPowerBookG4Tiのスリープ回復後の無線接続時にFonサイトでIDとPassを入力するのが面倒で正式なWiFiアンテナを立てようと思っていただけにこれでは意味がない。
たぶん、MZK-W04N-Xを売った前のオーナーも接続設定の難しさに値を上げて直ぐに売ってしまったのではないかと想像する。
なので私は新古品で買えたわけだけど、使えないのでは意味がない。
このままでは安物買いの銭失いになってしまう。
この週末にじっくり設定を色々いじって、どうやらWEPのPASS設定を64Bitから128Bitに変更すればPowerBookG4TiでもPassが通るようになった。
おかげで安価で高速なWiFi接続ができ、機器もモデム+WiFiルータという最小限の構成でシンプルに動かせるようになった。
3本アンテナの効用は大きく他の部屋の隅でも今度はちゃんと電波を捉えられるようになった。
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