自宅でBOSE M2の音質を良くするため、また出先でも高音質で楽しむために前からバッテリー駆動の手軽なヘッドフォンアンプが欲しかった。
持ち歩いて使うためには小型でバッテリーが長持ちするものがよい。
一昨日アマゾンで注文したものが今日届いた。


iPhoneと比べてもまずまずのコンパクトさ、それでいて複数の入力ポートとボリューム、8時間駆動のバッテリーを備える。

自宅ではこういう構成で使用する。
iMac→USB出力PC-OCCピンケーブル→imAmp→自作PC-OCCミニピンケーブル→BOSE M2
早速接続して聴いてみた。
全体的に解像度が増して、音の分離が良くなった。
高域も声と倍音が綺麗に分離して響きが良く伸びるようになった。
この辺がうまく分離しないとボリュームを上げたときにヴォーカルの口が化け物みたいに大きく広がってしまいがちだが、これは口のサイズを保ったまま力強さだけが増している。
音質は硬めで、音の立ち上がりに芯があってエッジが効いている印象。
このため、ピアノの右手の方もしっかりと再現してくれる。
逆にバイオリンとかヴォーカルなどをもう少しふくよかに艶のある音色にしたいのだが、硬く縮こまっている印象。
これはエージングで改善してゆくだろうか?
※コンデンサーで、WIMAやOS-CONなどエージング時間が100時間以上という部品があるので、数日音出しをすれば、音の速さやレンジが向上してくるだろう。
そういえばBOSE M2も最初の頃はヴォーカルがささくれて少々聴きづらい印象だったけど、エージングが済んでだいぶしなやかになった。
とはいえ全体的に確実に音質のレベル向上が認められ、音源のビットレートの違いが明らかに感じられるようになった。
ポップスなどジャンルによっても違うが、最低でも240kbpsはほしいところ、クラッシックやジャズなどは320kbpsでもギリギリ、できればロスレスにしたいところだ。
余談だけどiTMSの現在のビットレートは192kbps。ストアに置いてあるものはエンコードが違うらしく同じビットレートでも格段に音が良いという。
けれども一般的に再生装置の向上で現在のレートに不満がでて、もっと高いビットレートへの需要が高まってゆくのではないのか?
部品はOFCを使用したオーディオ用のコンデンサー、OPAMP電源段にはSANYOのOS-CONの中でも高精度なSPシリーズを採用し、 LPF(Low-Pass Filter)にはWIMA社の高級フィルムコンデンサーを採用するなどこの価格帯にしては本気で作っている様子がうかがえる。
Texas Instrumentsの高性能OPAMP、OPA2134はゲインと音色の調整を行い、新日本無線のNJM4580を出力増強バッファ用に3つを搭載、計4つのOPAMPで構成される回路。

このうちOPA2134がソケット式で気軽に交換が可能である。
OPA2134はこの価格帯ではオールラウンドにこなす優等生的なオペアンプだけどこれを低域と艶に定評のあるOPA2604とか無難にOP275あたりと交換してみようと思う。
で、肝心のヘッドフォンアンプとして使えるかどうか、iPhoneからアンプを通して普段愛用のイヤフォンBang & Olufsen A8で聴いてみた。
う~ん・・・確かに音圧は上がって全体的に元気が良くなったけど、低域の底は相変わらず浅いし(迫力はないけどそれなりの解像度とスピード感がある。)、高域の解像度も劇的に変化するわけではない。
この辺はエージングでは解決できそうにない印象である。
もともとBang & Olufsen A8は音作りが優秀なのでどんな圧縮音源の質の悪いソースでもBang & Olufsenワールドに変換してそれなりに鳴らしてくれる。
野球で言えばどんな球が来ても確実に打ち返してくれる職人バッターのような印象。そこそこのヒットは飛ばしてくれるが、ホームランは望めない。
どんな音源でも無難に水準より上で再生してくれるが、本当に良い音源で聴いたときに鳥肌の立つような感覚は残念ながら訪れない。
最近では通勤中くらいしかのんびりと音楽を聴く暇がないので、持ち歩きの環境をもう少し良くしたいと思ってヘッドフォンアンプを選択したのだが期待はずれだった。
理想的には以前に自宅で使用していたBBCモニタースピーカーで鳴らした弦楽器の倍音とふくよかさを求めて行きたいのだが・・・かくなる上は・・もぉ・・・というわけでまたアマゾンでポチしてしまった。
お急ぎ便で注文したので明日にあるものが届く予定。



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