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Adobe Lightroom

最近デジカメのRAWファイルの現像ソフトを色々と試してみていた。
iPhotoでもRAWファイルの現像が可能らしいのだが、残念ながら私のカメラから吐き出すRAWには対応していないようだ。
使い勝手ではiPhotoでの写真管理に慣れているためその発展系の「Apple Aperture」に期待していたのだが、そもそも私のマシンではスペック不足でデモ版のインストールすらできなかった。
画像処理にはそれなりのマシン負荷がかかることは理解できるのだが、せめてG4マシンの1Ghzくらい使わせてくれたっていいじゃないかと思う。

まぁ、使えないものはしょうがないので、あとの選択肢でAdobe PhotoShop か 国産のSILKYPIXあたりを試用しながらその使い勝手や吐き出される画質を検討してみた。
やはり、三つ子の魂百までというわけでAdobeのインターフェイスが骨の髄までしみこんでいる私にはPhotoShopが一番見通しがよく操作の融通が利く。 ただし、PhotoShop自体それほど軽いソフトではないし、本来はRAW現像用に作られたソフトではないので、やはりかゆいところに手が届かない感じだった。

ところが、よくしたもので今月の23日からAdobe開発のRAW現像ソフト「Lightroom」の正式版がリリースされた。
さっそくサイトからデモ版を落としてきたのだが、これはイイ!
PhotoShopはもちろん、SILKYPIXよりも軽くサクサクと動く感じだ。
細かい微妙な調整も出来るのだが、簡易的なプリセットの調整でも結構満足のいく仕上がりになる。

と、ここまで書いて「べつにデジカメ内部で現像してJpgに吐き出せばいいじゃん。 なんでRAWなんかで書き出してわざわざ外部で現像なんかするのか?」という疑問が出そうだが以下の例で説明する。

以下は同じ露出でカットを変えて撮った2枚のRAW画像である。

070326_1.jpg

070326_2.jpg

上は現像時にプリセットの「ポジフィルム調」でセットだけで書き出した物。
これはこれで雰囲気があって結構好きである。

ただ、暗部など少々説明不足と思われるので、そこからさらに調整をした物が下である。
同じ露出の写真でも現像次第で大きく雰囲気が変わる。

もちろんこれらの処理はカメラから吐き出されたjpg画像でも調整は可能だけど、多くの場合現像後の再調整は画面の情報が潰れて深みがなくなる傾向にある。
それがRAWデータだと元の画像の情報を保ったまま自分のイメージに合わせて調整出来る利点がある。

そんなわけで、多少ファイル容量が大きくなろうとも(1枚あたり11.6Mbで1GのSDメモリカードでも66枚しか撮れない・・・)現像の手間がかかってもこれからもRAWで積極的に撮ろうと思う今日この頃だ。

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