仕事が早く終わったので帰りにヨドバシに寄ってBOSE M2を買ってきた。
パッケージを見せてもらって、持ち帰れないようだったら、通販でお願いするつもりだったが、幸いコンパクトなパッケージででA-Bike乗っても持ち帰ることができた。
BOSE M2来た。
内容はとてもシンプル、無駄な物がない。
大きさの比較のため、隣に携帯を置いてみた。
自宅に持ち帰ってもその小さなサイズはよく馴染む。
テストサウンド用のムービークリップ付きDVDが付いているが、このスピーカーを鳴らす最適なソースとして参考になる。
搬送用ケースとかバッテリとか必要のない物を除いたことで、コストダウンに繋がったことは好印象である。
で、肝心の音はの方はというと、当初予想していた通りである。
一言で言うと低音がよく出て、高域の分解能が高い。
低音は積極的に箱を揺らしてそれを設置する机などに反射させているようである。
筐体はアルミなのでしっかりしていて高域のだらしないブレが生じにくく、その上でスピーカー後方のスレッドから低域を吐き出している。
そのまま設置ではちょっと低域のブーストが効き過ぎの感があるので、ゴムブロックなど下に敷いて有る程度低音をシェイプアップした方が良さそうだ。
高域はブーストした低音に埋もれることなく、分解能が高い。
オーケストラの交響曲などを聴くと、今までは面で押し寄せていたのが、低音の迫力とともに奥行きも感じられて、各パートの位置も確認できるほどである。
中域の艶がもう少し欲しいところだ。
ヴォーカルが少しささくれて聞こえる。
Sarah・Brightmanなどのシルキーヴォイスを期待して聴くと、絹のしなやかな布地の中に化繊の存在のような物が感じられる。
この辺は私的な悪いBOSEの印象点と同じである。
もっとも、この世に完全なシルクなど存在しない現実をリアルにを追求しているという考え方もあるが、私の場合はリスニングで愉しむ音はその理想のシルクを愉しみたい向きなのである。
そのため「原音再生」より「理想の音作り」である。
これはエージングが済んでいないことや設置等の使いこなしで解消できそうだけどもう少し潤いが欲しいと感じた。
もっとも我が家では以前からSONY SRS-Z1という、音質的にはだいぶ評判の良い(サイズの割にそれなりの値段がするが)を使用していたので、一般で言う”目から鱗”という衝撃こそ走らなかったけど、今まで使用してきたスピーカーから値段相当の分解能と音質の順当なグレードアップは確認できた。
夜中なのであまり大きな音でテストできなかったし、エージングもこれからである。
セッティングや使いこなしをしっかりして、このスピーカーの真価が見られることが楽しみである。
コメント