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Symbian OS搭載ネットブック、まもなく登場?

Symbian OSというと携帯電話向けプラットフォームとして日本でも多く採用されています。ただ開発していたSymbianが昨年ノキアに買収されたため、OSは 2010年のオープンソース化を目指し、運営組織も非営利団体Symbian Foundationとして再出発と、現在は変革の真っ只中。そのSymbian Foundation代表のTim Holbrow氏が、同OS搭載のネットブックが近々登場すると予告しています。

Holbrow氏いわく、人は単一のデバイスだけを持ち運び、家や職場では必要に応じてキーボードやディスプレイをデバイスに接続する……という超集中型コンピュータなる未来が2、3年後にはやってくるとのこと。もちろん、そんな未来に最適のOSがSymbianになる、という話です。IBMのMetaPadを彷彿とさせる斬新なビジョンに共感するかどうかはともかく、そもそもSymbian OSの出自がネットブック風PDAのPsionであることを考えると、歴史の不思議を感じます。

Psionといえば、Palmと並んでPDAの魅力的なガジェッドだった。

小型ながら打ちやすいキーボードを備えていて、もう少し安かったら手を出していたけど、Palmで我慢していた懐かしい思い出がある。

昨日の、ネットを使うことを前提とした業務フローの流れから言うとすでにOSは重要ではない。とのエントリを書いたが、GoogleのAndroidに引き続いてSymbianOSがネットブックで動くようになる、いわば携帯組込ソリューションからの下克上とも言える流れが出てきているようだ。

そういえば、2年ほど前にエントリした
米Palm、ノートPC型のスマートフォン向け補助デバイス「Foleo」を発表 」や
パーム、初代「Foleo」の開発中止 」などは今のネットブックへの流れを予見した計画だったのだと今更ながら思う。

不幸にして、ジェフの周りを説得する力が口八丁手八丁のジョブスほどなかったことで中止になってしまったが、あまりにも先が見えすぎていると周りがついて行けない良い例のような気もする。

人より1歩より、半歩ぐらいの方が理解されやすくスムーズに事が運びやすいのだろうな。

ただ、既に航空機の時代が到来しているのに(つうか、山本五十六がその流れを作ったんだけど)未だ大艦巨砲主義を貫いて巨大戦艦「大和」を建造する旧帝国日本海軍のような、時代の流れの読めないM$よりよっぽどマシな気がする。

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