最近、文章を書いていて、単語を選査するとき、ぶとニュアンスの違いからもっとよい表現のあることを知りながらなかなか出てこないことがある。
これがBlogの文章なんかだと、とりあえず書き進んでいって、後から推敲してより自分の表現したいニュアンスにマッチした言葉を選ぶ。
ところが、これがメールの本文文章だと、待っている相手がいるわけで、それほど時間がかけられずに、ママよっ、と送信ボタンを押してしまう。
例えば今日の仕事の指示メールでも
「あとは、バッサリ、スッキリ、一気に殺ってしまってください。」
と書いたが、実際は、
「あとは、バッサリ、スッキリ、心おきなく、殺っちまってください。」
と書いた方がより、ニュアンスに合った表現になっていた。
(しかし、どんな業務指示だ..)
しかし、その場ではこの「心おきなく」という単語がどうしても出なかったのだ。
私の場合、文章を書くときに、先に漠然としたニュアンスの固まりのような物を感じつつ、そこから細い糸を引きづり出すように、言葉を紡いでゆく。
調子が良ければ、漠然としていながらも指を動かすうちに次から次へと芋づる式に言葉が出てくる。
しかし調子が悪いと漠然としたニュアンスの固まりとはちょっと意味合いの上では合っていても正当性を欠くと認識しながら、とりあえず仮の言葉を置いてゆく。
調子の善し悪しは、文章を引きづり出す際のスムーズ感にも影響される。
例えば指にキーがつっかえたり、体調であったりとか、そんな些細なことが、引きづり出しているその細い糸をプッツリ切ってしまうこともある。
逆に、その一言の”Word”さえ、かろうじて指先に捕らえられれば、それを糸口に、あとはズルズルと順調に引き出せる場合もある。
作家が筆記用具へのこだわりを持つのも、きっと、そのスムーズ感を大切にするからなのだろう。
最近になって、どうしても単語が思い出せない原因に、よくよく考えると肩こりが影響していると、今気付いた。
バックを大きくした分、重量増加して、ちょっと肩に負担がかかっているようだ。
容量にゆとりを持ったからといって、日頃の持ち物の軽量化の努力は必要なのである。
と、まぁ、単語が出てこないという、ちょっと頭がボケてきたのか?という心配で、エントリの題名もそのつもりで決めて書き出したんだけど、書いているうちに、原因が肩こりだと気付いて、ちょっと安心した次第。
これも徒然なるままに考えながら書きつづっているせいなので、まとめが想定外になることがあっても、まぁしかたがない。
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