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2006年01月31日

●ナイト・ウォッチ

060131
ナイト・ウォッチ

ロシア製ダーク・ファンタジー3部作の第1作で、第2作は撮影済みでポスト・プロダクション中、第3作は製作準備中。原作はロシアの同名人気ダーク・ファンタジー小説。05年ブリュッセル国際ファンタジー映画祭で銀鷲賞を受賞。監督は61年カザフスタン生まれで、本作が劇場映画3作目。 舞台は現代のロシア。中世から続く光の勢力と闇の勢力の抗争が危うい均衡を保っているのは、非人間たち=アザーズがナイト・ウォッチ(夜警)として人類を守っていたからだった。が、この抗争に終結をもたらすといわれる伝説の存在が誕生して、この均衡が崩れていく。

ロシア映画で独特の斬新さと元気さが感じられた。
世界観の説明は冒頭のみ。後は観客の理解にはお構いなくストーリーは進んでゆく。
そのため、登場人物の動きや台詞から状況を判断してゆくしかない。
ただ、映像そのものが魅力的で斬新なためついつい引き込まれたまま、物語の進行ととものなんとなく状況は解ってゆくのでそれは安心である。
映像はCGを多用しているが最近見受けられるような嫌みなものではなく、この映像表現ならCGを使わなくては無理だと思えるようなミクロからマクロ、超高速から超スローまでの動きが次々と繋がり爽快感ですらある。
登場人物も格好いいんだか、悪いんだか、真面目にやっているんだか、笑いになっているんだか、ストーリー自体は極めて深刻な問題だけにそのギャップがまた際だってバランス的にも面白い。
見かけはチープだが、実は重要というギャップの楽しみ方が良い。
たとえばマトリックスでも偉大な予言者が、会ってみると、うらぶれたアパートのおばさんだったり、ああいうテイストがこちらは全面的に打ち出されている。

ロシアからこのような元気の良い映画が出るとは正直驚きだった。
マトリックスと同じように3部作の制作が決まっているとのこと、続編が楽しみだ。

●銀行の再統合

 銀行のオンラインバンキングを利用して、UFJが三菱東京UFJ銀行という長ったらしい名前になっていることに気づいた。
 ここ十年の間に次々統合されて元の銀行名にとまどう。
 最初口座を持っていたのが、三井銀行だったと記憶しているが、それが太陽神戸三井銀行という長ったらしい物に変わり、それからさくら銀行とあっさりして、今は三井住友銀行である。
 勤めていたときに定期預金口座を開いた富士銀行は今は何になってしまったのだろうか?
 こないだ書類の整理していて、ふと昔の通帳を見つけ、駅前のATMの集まっている場所でキョロキョロ探してみたが解らない。
 あまりキョロキョロしているとカメラの設置場所でも探している不振人物にも見られかねないので、意を決してこちらを見ている守衛さんに声をかけてみた。

 「えぇっと、富士銀行は何になったんでしょうかねぇ?」
 「えっ!? 富士銀行・・・う~ん、憶えていないなぁ」

 私と守衛さんの会話ですらこうである。

 これがもし、老い先の短い身寄りのない老人がタンスの引き出しから富士銀行の定期預金通帳を「発掘」したとしたらどうだろう?

 「あのぉ、富士銀行はどこですかのぉ?」
 「富士銀行は無くなりました。」
 「無くなっちゃったんじゃしょうがないねぇ・・・」
 と、トボトボと家路につくことになりはしないか?

 もしかしたら、それこそ銀行の思うつぼなのかも知れない。