« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月27日

●体験版に金を取る殿様商売

以前、マイクロソフトがOfficeの体験版を有償で配るとのニュースにあり得ないとエントリを書いたが、今度はなんとアドビである。

アドビ システムズ社が、「AdobeCreative Suite 4 無償体験版」の各単体製品ダウンロード配布を開始しています。この体験版は、試用期間中または試用期間終了後に、ダウンロード販売版、店頭パッケージ版(アップグレード版含む)のシリアルを入力すると製品版として使用可能になります。また、Adobe Creative Suite 4シリーズの体験版の販売がアドビストアにて販売開始されています。

・Adobe Creative Suite 4 Master Collection 30日間体験版 2,467円(一部体験版に含まれていない機能があります)

・Adobe Creative Suite 4 Production Premium 30日間体験版 2,467円(一部体験版に含まれていない機能があります)

・Adobe Creative Suite 4 Design Premium 30日間体験版 1,942円

・Adobe Creative Suite 4 Web Premium 30日間体験版 1,942円

もう、競合相手のマクロメディアも買収したし、あとはやりたい放題の殿様商売である。

本来は販促物であるはずの体験版をしかもダウンロードで有償にするなんて、「どうせウチのソフトを買うしかないんでしょ?」とでも思っているのだろう。

Officeにはデータ互換ができるいくつかのオープンソースソフトウェアが存在するが、グラフィックの世界にも同様のソフトウェアが出ないと(PhotoShopにはGINPが存在するけど)アドビによるこういう高飛車な態度がずっと続くんだろうな。

2008年11月26日

●超「超」整理法

野口悠紀雄氏のベストセラー「「超」整理法」がある。

私もこの本に少なからず影響を受けた一人だ。

それまでは山根式袋ファイルで五十音順で管理していたのを時系列に置き換えた。

その袋ファイルすら現在進行中の案件は紙フォルダに替えてよりレスポンスを高めたりした。

その「「超」整理法」が大幅に書き換えられて「超「超」整理法」という題で出版された。

今回のキモはなんと言ってもGmailを活用することである。

野口さん自身、以前はGoogle恐怖症だったらしいが、それも克服して今では積極的に活用しようという意識改革をしたらしい。

「私もGメールは合理的だと分かっていたが、なかなか踏み込めなかった。昨年4月に一大決心し、グーグル・フォビアを克服したのです」

写真、資料などをスキャナでPDFに変換して自分宛に送信したり、なんと銀行口座やクレジットカード番号や暗証番号等もGmailで管理しているらしい。

まぁ情報を一括して管理できて、しかも時系列にソートできて、全文検索も速いので、他人にメッセージを伝えるという用途だけでなく、個人的な情報のネットデータベースと考えればとても便利な物である。

またIDとPASSさえあれば、世界中どこからでも自分の情報にアクセスできるうえ、7GBの巨大ストレージ(現時点)を無料で使用できるのでこれは使わない手はないと思う。

正直言ってこれがこの本の趣旨なのでこれが解ればわざわざ読む必要がないといえばそれまでだ。

それくらいこの手のパラダイム変換の大事な要素なんて、至ってシンプルで簡単なものなのである。

私自身も以前は難でもローカルに置きたがり、ネットの向こうに保管することに危険性を感じていたのだが、いつの間にかメールもWebメールが主体になり、メモやちょっとした文章もブログの形でアップするようになり、とても便利に過ごしている。

宅急便の送信先のメモなどは手帳に書かず、自分宛のGmailを送信して、出先でiPhoneで参照するなんてことは日常茶飯事である。

にもかかわらず、Gmailに関しては、Googleに内容を見られるかもしれないという恐怖感は未だにある。

このへんは野口氏曰く

「合理的に考えると、グーグルが私のメールを調べても、利益は得られないと思った」

とのことだけど、そこまで割り切れる物なのだろうか?

なによりも、こういった"無料のサービスはいつ終わっても誰も文句は言えない"という怖さがある。

野口悠紀雄氏は他のオンラインサービスを使用してバックアップを行っているようだけど、やはり依存度が高まるほど保険が必要と言うことなのだろう。

2008年11月25日

●iPhoneアプリケーションスタイルの定義

まず、iPhoneプラットフォームを既存のシステムとの相違点から明らかにする。

その上でその特徴を活かすためのアプリケーションスタイルを定義する。

その定義には以下の4点が挙げられる。

1.ユーザがアプリケーションを使用する動機

2.どのようなユーザー体験をさせるか?

3.アプリの目的あるいは焦点は?

4.アプリの情報をどのように表示すべきか?

1.アプリケーションを使用する動機には以下の3つに分けられる。

1-1.生産性型(メールなど)

1-2.ユーティリティ型(天気情報など)

1-3.没入型(ゲームやごく単純な情報提示を行う物(水準器など)

この動機に基づいて

それぞれのアプリケーションの典型とそのための画面展開、設定機能の提供方法などを整理する。

既存のアプリケーションが存在する場合、iPhoneプラットフォームへの移植には、そのアプリケーションが持つ機能の全てではなく、そのアプリケーションが果たすべき中心的な役割を洗い出し、その機能をいかにシンプルに再構成すべきかに注意をする。

たとえばiPhoneに標準で搭載されるメールや写真アプリにはPCによく見られるような3ペインスタイルを用いず、iPhoneのちいさな画面で効率的に使用できるようによくよく検討された中心的な機能のみが実装されている。

具体的にiPhoneプラットフォームには以下の点で注意が必要である。

1. 小さな画面サイズ

ディスプレイ : 3.5インチ(320 x 480) ピクセル解像度 163ppiというサイズのため必要不可欠ではない設計要素を含める余裕はない。

ユーザインターフェイス要素が多すぎると、煩雑になり、操作がしづらくなる原因となる。

2.少ないメモリ容量

わずか128MBという少ないメモリ容量のため、アプリケーションを設計する際には、メモリリークを解消すること、リソースファイルを可能な限り小さくすること、およびリソースの読み込みを遅らせることなどで、アプリケーションのメモリ使用量を軽減するように努める。

3. 1度に1画面の表示

モーダルビューの一部を例外として、ユーザがiPhone OSベースのデバイス上で目にするアプリケーション画面は、一度に1つである。

4. 同時に実行するアプリケションは1つ

音楽再生を例外とし、同時に実行できるiPhoneアプリケーションは1つである。

ユーザが別のアプリケーションに切り替えたり、電話に出たり、電子メールをチェックしたりすると、それまで使用していたアプリケーションは終了される。

複数のアプリケーションを切り替え(終了・別アプリの起動の繰り返し)をスムーズに行うために、アプリケーションの起動時間を最小限まで短縮する。

5.最小限のユーザヘルプ。

通常、モバイルユーザは、アプリケーションを使用するために、マニュアルやヘルプを長時間読むようなことはしない。

また、ヘルプデータを保存するために限られた容量を使用することも薦められない。

iPhoneアプリケーションの設計には使用方法がすぐに習得できるよう心がける。

そのためには、

1.標準のコントローラーを正しく使用して設計する。

2.アプリケーションを通して表示する情報の流れをユーザが予測しやすい物にする。また、戻るボタンなどを用いてユーザの現在の位置を把握しやすく、取り返しが容易にできるよう心がける。

2008年11月21日

●https対応レンタルサーバ

自分のブログサイトをhttpsに対応させようと、現状のレンタルサーバで対応しているか調べてみたが、やっぱりロリポップでは未対応のようだ。

特にここで商売をするわけでもないので、SSLを使用することもないのだけど、もし対応サーバへ契約するとなるとそれなりの値段になってしまう。

やぱり安いレンタルサーバはそれなりであろう。

2008年11月11日

●Google ロボット検索の回避方法

最近のアクセスログを見ると、Google検索結果から来ている人が半分くらいいる。

ログからどういうキーワードで検索してヒットしたのかが判るので、流行廃りが垣間見られてとても興味深い.

しかし、やはり、本来のスタンスで普段の思うことやメモを忌憚なく書く事ができる方が望ましいので、なるべく見ず知らずの人には読んで欲しくない。

これといって具体的な被害があったわけでもないのだが、どの様な感受性を持つか解らない読み手を意識することが、たとえ僅かでもあれば、やはり書くことを躊躇する要因の一つにもなり得るだろう。

そこで、以前から行おうとしていた、ロボット検索回避のメタタグを埋め込むことにした。

HTMLファイルのHEADタグ内のMETAタグ(メタタグ)で指定する検索エンジンロボット(検索エンジンクローラー)の"拒否"に関連した「Robots Exclusion Protocol」(「REP」:ロボット排除プロトコル)のMETAタグに指定するCONTENT属性値名一覧。

拒否系としては、もともと「NOINDEX」と「NOFOLLOW」だけが定義されていたが、検索エンジン側の独自拡張で増えてきた経緯がある。

2008年6月、日本の3大検索エンジン「Yahoo!」(ヤフー)、「Google」(グーグル)、「Microsoft Live Search」(Liveサーチ)の3社は共通仕様を発表した。

  • NONE ... 「NOINDEX」と「NOFOLLOW」の両方を指定したに等しい。
  • NOINDEX ... 検索エンジンにインデックスさせず、検索結果に一切表示させない。
  • NOFOLLOW ... ページ内に存在するリンク先を巡回させない。
  • NOARCHIVE ... ページのキャッシュ保存を行わない。
  • NOSNIPPET ... 検索結果のタイトル下の説明文(スニペット)表示、キャッシュ保存を行わない。
  • NOODP ... Open Directoryプロジェクト(dmoz)の説明文の引用を行わない。

METAタグの記述サンプル

HTMLファイル内の<head>~</head>間に記述する。
指定するときの大文字・小文字は、別に関係なし。
複数指定する場合は、「,」(コンマ)で区切る。

<meta name="robots" content="none">

<meta name="robots" content="nofollow,noarchive">

<meta name="robots" content="index,nofollow">

<meta name="googlebot" content="none">

<meta name="slurp,msnbot" content="nofollow">

●自転車チェーンの種類

A-Bikeのフロント側のチェーンは通常の自転車チェーンが使われている。

もともとそれ程クォリティの高い物ではないので、最近ヘタってきた事もあって、交換しようと色々調べている。

自転車用チェーンにはいくつかの種類があり、その表記は「9速用」や「スーパーナロウHG」や「1/2"x3/32"」等々メーカや種類によって表記が変わっていたりして素人の私では混乱する。

チェーンを分類する上での主な寸法は以下の3つである。

  • ピッチ
  • 内幅
  • 外幅

チェーンの規格表記に「1/2"x3/32"」と書かれている場合、ピッチ×内幅を表している。

外幅はシングルスピードで使用する場合は意識する必要がない。
ただし、多段で使用する場合、シビアになるためギアに合った推奨のチェーンの使用が望ましい。

それぞれの説明。

ピッチ :

ピッチとはチェーンの穴と穴の間隔である。チェーンは歯車と噛み合うので、ピッチとは歯車の歯間距離であるともいえる。
実際はピッチについては1/2インチで統一されている。

内幅:

内幅は穴の内側の幅のことで、歯車の歯の厚さに合わせる。
厚い歯に狭い内幅のチェーンは噛み合わない。逆ならば噛み合うが、幅方向に遊びができてしまうので、歯車に合った内幅のチェーンの使用が望ましい。
基本的に1/8インチと3/32インチの2種類がJISで定められている(JIS D9417)。
一般的には、厚歯(3.3mm)、薄歯(2.4mm)と呼ばれている。

ちなみに、シマノの7/8速用チェーンは 2.4mmの薄歯だが、9速用チェーンの場合、内幅はさらに狭い2.2mmというものもある。

外幅:

外幅はチェーンの幅、厚みのことである。
一般的にチェーン同士を繋ぐピンの長さが外幅に等しい。

内幅が同サイズでも金属プレートの厚みを薄くすれば外幅は薄くなる。
シングルスピードの場合は外幅にあまり気を遣う必要はないが、多段スピードの場合外幅が厚いとギアとギアの間にチェーンが挟まって動かなくなる可能性がある。
また、薄くすることで僅かながら重量の軽減が見込めるので、目的に合わせた外幅を選ぶ事が望ましい。

以上長々と書いたが、結局A-Bikeのフロントで使用されるチェーンは 1/2 x 1/8 で、軽量化を求めるなら外幅の薄い物を選べばよい。

2008年11月08日

●WALL・E/ウォーリー

200811082345.jpg

舞台は2700年の未来の世界。ロボットのウォーリーは、ただ自分にインプットされた業務をこなす毎日。しかしある日、彼は自分が作られた本当の理由を知ってしまう…。『バグズ・ライフ』、『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントン監督が手がけるロボット・SFファンタジー。

もはや定番になったディズニーのフルCGアニメ最新作である。

主役のウォーリーは折り畳むと立方体になるような無機質なデザインのロボット。

しかし、PIXAR社の顔とも呼べる、電気ランプ同様細かな動きで多彩な表情を表す表現力には目を見張る物がある。

ストーリー自体もなかなか斬新でスピード感もあって飽きさせず最後まで楽しませてくれた。

ウォーリーの起動音が懐かしいMacIIの音だったのがやはりPIXAR代表のスティーブン・ジョブスの影響もあるだろう。

そういえば彼の一番好きな形はNeXTCubeやMacCubeで見られるように立方体である。

プロダクトとしてのMacintoshを見るときの親近感や演出(スリープボタンが寝息のようなリズムで点滅する等々)ちょうどこのウォーリーと被るような点がとても興味深い。