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クロックアップ

EM・ONEはCPU にarvell® PXA270 を使用しているが、普段は416Mhzで稼働している。これがとても実用的といえないくらい遅い動作しかできない。ましてやサクサクと動作するPalmを長らく愛用している私にはとても我慢できる代物ではない。色々調べてみてソフトウェアでクロックアップする方法があったので、さっそく実行してみた。クロックアップにはxclkcfg_03.exeというアプリを使用するがその前段階として、レジストリを編集する必要がある。
「\\HKEY_CURRENT_USER\Software」に新規で「xclkcfg」という項目を作り、DWORD値を作成して、パラメータを
値の名前 : EnableExtendMode値のデータ : 1
という設定にする。
レジストリが無事に設定されれば、xclkcfg.exeを起動すると、右下に「EXTEBD」のボタンが表示される。 この「extend」ボタンを押すと設定項目のウィンドウが表示される。 値を LCD26=1 N=2.5 A=1 L=19 に変更して、「変更」ボタンを押す。するとクロックが変更できる。 これで617.5Mhzにまでアップされた。 この状態でEM・ONEを動作させていると「あぁやっぱりこれくらいのサクサク感がないと実用に値しないし、そもそも416Mhzなんてかったるい動作のまま世に出してはいけないだろう」と思えるくらいだいぶ印象が違ってくる。 もともとクロック周波数400Mhzでもそれなりのスピードが出るものだろう。この半分のクロック200MhzでもPalmOS5ならばサクサク動くのである。617.5Mhzにまでアップした状態でようやくそれに近づく感じである。(それでもブラウザなどは重いけど・・・)以上のことから問題はとんでもないくらい重くとてもモバイル向けとは言い難いWindowsCEに原因があると改めて感じるのである。
そもそもモバイル機器にあまり重い処理は期待していない。USB接続のキーボードが簡単に接続できることから、好みのエディタを使って気分転換に外で原稿書きが出来ることを期待していた程度である。この辺はEM・ONEというよりATOK+HHKBの組み合わせの快適さに寄るところが大きいのである。080413-0010229.jpg

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