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2006年02月10日

●スカイ・ハイ

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スカイ・ハイ
地球上の学校とはまるで違う、スーパーパワーを持つ“スーパーヒーロー"を育てる空の上の学校、それが“スカイ・ハイ"だ!今年も新入生として、スーパーパワーに恵まれた少年少女たちが集結。その中には、超有名なスーパーヒーロー夫婦、ザ・コマンダー(カート・ラッセル)とジェットストリーム(ケリー・プレストン)の息子、人々の期待を一身に背負うウィル(マイケル・アンガラノ)がいた。各自のスーパーパワーを披露し、“ヒーロー"組とそれをサポートする役目の“サイドキック"組に振り分けるクラス分けの実技テストが始まった。炎を放つ者、体を自由自在に変化する者、モルモットに変身する者など、各々が自慢のスーパーパワーを披露し、人気者のヒーロー組とオチコボレのサイドキック組に分けられていく中、ウィルは落ち着かない気分でいた。何故なら、ウィルには未だにスーパーパワーが備わっていなかったのだ・・・。結果、当然ながらサイドキック組に振り分けられてしまったウィルだが、その事実を両親には話せないでいた。いじわるな体育教師、スーパーパワーを使ういじめっ子、そして両親からの期待などを抱えつつも、ウィルは新しい友達もできスカイ・ハイでの学園生活をスタートする。しかし、ウィルの両親、友達、さらにはスカイ・ハイ自体に、邪悪な者の策略により、危機が迫っていた・・・。ウィルは秘められたスーパーパワーに目覚め、家族、友人、そしてスカイ・ハイを救い、スーパーヒーローになることができるのだろうか?

キャスト

ケリー・プレストン
マイケル・アンガラノ
ダニエル・パナベイカー
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
カート・ラッセル

スタッフ

監督:マイク・ミッチェル
脚本:ポール・ヘルナンデス、ボブ・スクーリー、マーク・マコークル
製作:アンドリュー・ガン
製作総指揮:マリオ・イスコヴィッチ、アン・マリー・サンダーリン
音楽:マイケル・ジアッチーノ

こちらの方は元々アリエナイザーな世界の物語なので極めてアメリカンな映画だなぁとのほほぉ~んと妙なツッコミもせずに普通に楽しめた。
主役のマイケル・アンガラノはあまりパッとしないんだけど、この手の物語での子役にありがちなアクや嫌みがまったくなく素直に応援できた気がする。

もともとアメコミのヒーロー物は結構好きだったので、この手の裏話っぽい物語にもいろいろとネタが見つかって笑える。
たとえばスカイハイの校長はリンダ・カーターさんで、知っている人は知っている「ワンダーウーマン 」な人である。
TVシリーズをよく見ていた私は「おぉ!ワンダーウーマンだ!」と感動した。
せっかくだから少しは往年のワンダホーな技の一つでも見せてもらえれば良かったのだが、なにもなく最後の方で一言「私はワンダーウーマンなんかじゃないわ」という台詞が出るくらいである。残念。

"サイドキック(脇役)組"にクラス分けされた女の子の一人で、唯一の能力がカピバラに変身するだけって子もいるんだけど、普段はパンクっぽいちょっとこわ目の印象でも変身した後が結構可愛いのだ。
父親役がカート・ラッセル。まさかこの人がタイツ姿のヒーロー役をやるとは思っても見なかった。
真面目なヒーロー物ならばともかく、これはどちらかというとコメディ物なので意外な気がした。

でも、ヒーロー物でこの意外なキャスティングというのも私は結構好きだ。
初代の映画版バットマンのマイケル・キートンにしても、スパイダーマンのトビー・マグワイアにしても、およそヒーローらしからぬキャスティングでそれがかえって子供だましになりがちな特撮ヒーロー物に深みを与えていると思う。

昔のヒーロー物が好きな方が気軽に流しで見られる映画としては良いと思う。

●アサルト13 要塞警察

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アサルト13 要塞警察 : HERALD ONLINE
突然に襲いかかる“絶体絶命"の夜!
外部への接触99%不可能--
彼らは生きて朝日を浴びられるのか!?
激しい吹雪に見舞われる大晦日のデトロイト。老朽化のため、その日をもって閉鎖される“13分署"にはローニック(イーサン・ホーク)を含む数人の警官がいた。そこに悪天候のため護送車が立ち往生し、緊急搬送されてきた凶悪犯ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)ら4名の犯罪者達。緊張の中、警官達と犯罪者達が新年の0時を迎えたその時、“13分署"は謎の武装集団から襲撃を受ける。その正体は、組織犯罪対策の特殊警官たち・・・。
多数の銃器と爆撃を用いた凄まじい攻撃に、警官と犯罪者は手を結び、最小限の武装で抵抗しなければならない!外部への接触は99%不可能、署は完全に孤立した!彼らは脱出を幾度も企てるが、ことごとく阻止され、次々と仲間は殺されていく・・・。
-果たして、彼らは絶体絶命の夜を生き延びることが出来るのか?そして、空前絶後の攻撃を執拗に繰り出す、悪徳警官達の目的とは!?

ハード・アクション映画「トレーニング デイ」で新境地を開拓、アカデミー賞にノミネートされたイーサン・ホークがローニック巡査部長、「マトリックス」3部作で強烈な存在感をアピールしたローレンス・フィッシュバーンが凶悪犯ビショップに扮する。
アクション・ドラマを更に盛り上げるのが、個性と実力を兼ね備えた出演者たちだ。「第13分署」に立てこもる側には、手の込んだ役作りに定評のある「ムーラン・ルージュ」のジョン・レグイザモ、女性の強さと弱さを兼ね備えた「シークレット・ウインドウ」のマリア・ベロ、ヒップホップ界の新しいドン“ジャ・ルール"が俳優に挑戦、そしてベテランのブライアン・デネヒー。かたや悪徳警官を率いるマーカス・デュバル役で、「ユージュアル・サスペクツ」のカブリエル・バーンが冷徹な知性と凶悪さを見事に表現しきっている。
つるべ打ちのアクションとサスペンスで圧倒する、ハリウッド・アクションの金字塔「交渉人」を手掛けた脚本家/ジェームズ・デモナコが、更なる迫力と緊迫感溢れた傑作を誕生させた!

●キャスト

イーサン・ホーク
ローレンス・フィッシュバーン
ジョン・レグイザモ
マリア・ベロ
ガブリエル・バーン

●スタッフ

監督: ジャン=フランソワ・リシェ
脚本、共同製作: ジェームズ・デモナコ
撮影: ロバート・ギャンツ
編集: ビル・パンコウ
オリジナル脚本: ジョン・カーペンター

製作年:2005年/製作国:アメリカ
提供:角川ヘラルド・ピクチャーズ、ポニーキャニオン
カラー/1時間50分/6巻/2987m/スコープサイズ/ドルビーSRD/字幕翻訳:林 完治

う~ん、脚本家がジェームズ・デモナコということもあり、「交渉人」の時のようなギリギリのせめぎ合いを楽しめるかと思ったんだけど、
そもそもシチュレーション自体があり得ない状態だし。
攻める側もプロにしてはあまりにもお粗末すぎ。
防弾チョッキを着込み完全武装で挑んでいるんだからもっと強力に攻め立てればいいのに、どちらかというと「すみませ~ん、入りますよぉ」的に申し訳なさそうに侵入しようとする。
素人の私ですら、催涙ガス1つで解決しちゃうんじゃないのか?とか、守る側も拡声器で喚き続ければ、人が来ちゃうんじゃないのか?とか思わず突っ込みを入れたくなるほど。
全体的な流れはやはり「交渉人」と同じにほいがするが、詰めの部分が甘いのでいまいち共感できなかった。
ローレンス・フィッシュバーンってマトリックスの時にはサングラスで隠していたが、あまり凶悪なキャラって出来ないんじゃないかと思うほど素顔がとっても素直で優しそう。
笑うと前歯がリスみたいに可愛らしく映ってしまうので、とても警官を6人も殺した巨悪犯には見えない。
こういう特殊なものじゃなくてニューヨークを舞台にした恋愛物とかをむしろやらせてみたいと思った。
余談だがスキンヘッドでイメージが固定されていたのでああいう髪型とコートを着ると昔のキャンディマン を思い出してしまった。

ラストシーンでローニックは仲間の警官に偽証して結果的にビショップを逃がしてしまうが、あれも警官的にはどうかなと首をかしげるシーンだ。
これがハンニバル・レクターを追う、クラリス・スターリングだとしたら少しでも捉えられるチャンスがあれば積極的に利用するだろう。
そちらの方がリアルだと思うし、警官的にも自然な行動だと思う。

以上内容的に首をかしげるシーンが多く、知謀対決でギリギリでせめぎ合ってくれないと、チャンバラで刃が当たっているのに、切れていないみたいな非常に白けた印象を持ってしまうイマイチな作品でした。