2016年06月01日

●SIGMA DP2 Merrillにビューファインダー

昨年から使い始めたSIGMA DP2 Merrillにビューファインダーを取り付けたいと思い立った。
一つは、極端に明るい日中の光の中での液晶ファインダーの見づらさ。また、コンパクトデジカメ特有のネックストラップをピンと張って撮影するスタイルが手ぶれしやすいように思われたこと。
一眼レフ並にファインダーを目に押し付けて、手振れを低減したい、速写性を上げたいとの希望があったからだ。
とはいえ、ビューファインダーというものは軒並み高い印象である。
ただ画角を確認するためだけのものなのになんでこんなにと思うくらい高い。
単純な構造なので、中古の物を求めても悪くて傷やゴミの混入で視界が悪くなる程度なので、しばらくヤフオクをチェックしていて、
聞けばフォクトレンダーの40ミリが丁度良いとのこと、その出品も含めて探していた。
結局SIGMA純正のものになった。状態の良い品で値段は市価の半額程度。
ひさしぶりにヤフオクでの支払いに戸惑いながら、基本的にテンプレートでのルーチンで取引を終わらせることができた。
まだ届いていないが、これから日が長くなる季節、デイライトに強いくだんのカメラが活躍しそうだ。


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2013年10月07日

●GR-Digital両吊りストラップ装着

 これまでGR-Digitalでは撮影体制に入るまでのアクセスに不満があった。

 本体は小さく携帯しやすいが、ポケットに入れるには精密機器だけに心配があり、かといってカバンの中では出し入れが面倒である。

 特に撮影スポット周辺を移動する時にサッと構えられないことにストレスを感じていた。

 一番最初のGR-Digitalを購入検討する際に、知人から短期間カメラを借りた時に両吊りのストラップが付いていてそれがとても使いやすく、いつかは付けようと思いながら、今日までそのままできてしまった。

 最近、簡単な撮影はもっぱらレスポンスの良さからiPhone5になってしまっている。

 これでもまぁまぁよく写るし、撮ったまま写りの確認や加工、Facebook等にアップできる利便性に楽を覚えてしまっている。

 ただ、写真を趣味でやっていた人間として、果たしてこれで良いのか、またより良く移せる機材があるのにそれを使わないのはどうか?等々考えることがあり、ならばGR-Digital3の撮影時のレスポンスを上げる工夫が必要だと思った次第。

 併せて、元来、機材を大切に扱うあまり、十分に使うことなく、綺麗な状態のまま時代遅れを迎えることは却って宝の持ち腐れであると反省したからである。

 両吊りストラップ自体はコンパクト用のものは数が少ない。見かけを重視して本革製も考えたが、値段が倍になるため、ここは実用性重視でGR純正のナイロンストラップにした。

 これは肩や首に当たる部分が少し太くなっていて、そこにGR-Digitalのロゴが刺繍され、裏には滑りにくい素材が裏打ちされている。

 昨日の新橋への美術館巡りで本格的に使用してみたが、なかなか好調であった。
 撮りたいなぁと思ったときの次の行動にスムーズに流れるように移すことができる。

 そして、やはり専用機で撮った画像はひと味違うのである。
 特にRAWで撮って、現像ソフトで作業していると「あぁやっぱり写真が好きなんだな」としみじみ実感する。

 もっとも、新橋もその後に訪れた銀座でも、カメラを向けたいと思える場所の多くは撮影禁止であり、カメラを吊り下げていることで、いらぬ警戒心を起こさせてしまうという副作用もあった。

2013年09月09日

●撮った後

 コンパクトなデジタルカメラの中では比較的写りの良いGR Dagitalを持っているが、最近はあまりシャッターを切る機会が少ない。
 いくつか理由が考えられるが、まずコンパクトとはいえ、荷物にすればそれなりの重さでかさばるし、ケースから出して、電源を入れて、構えて、撮るという一連の記録を取るという行為が、行事そのものを愉しむ流れでいささか興ざめてしまうからだと思う。
 これがiPhoneの内蔵カメラで撮る場合はその行為自体それほど興ざめはしない。
 これは携帯ならいつでも手放さず、何らかの操作をするそれに似た動作で撮影ができるという、日常行為の延長線上にあるかないか、その違いだけだと思う。

 加えて、デジタルカメラで不便に思うのは「撮った後」の手続きである。
 実は些細なようだが、まずはデータを移すPCが必要だし、現像ソフトで調整して(これ自体はやり出すと楽しい作業)選択してしかるべきサービスにアップする。
 当然ながら撮った後の加工も公開もデジタルカメラ内ではできない。

 これがiPhoneならば加工もアップも撮った後の空いた時間にすぐにできる。
 画質の点など、うるさいことを言わなければ、十分に用は足りるのである。

 現在、一眼レフを除くコンパクトデジカメの売れ行きが思わしくないと聞く。
 その理由にはもしかしたら、この撮った後の手続きの面倒くささにあるのではないかと思うのである。

 誰しもがより質の高い記録を残したい、綺麗な写真は撮りたいと願うだろう。携帯の内蔵カメラの性能向上でほとんどの層が満足いくレベルにまでは達しているのだろう。あとは運用面でコンテンツをどういうサービスに自然に結びつけられるかが鍵になると思う。

 

 

2009年10月23日

●ダイナミックレンジダブルショット

GR Digital III の新機能としてダイナミックレンジダブルショットがある。

これはデジカメで苦手とされている、明暗の激しいシーンでのダイナミックレンジがカバーできない。

暗部を主にすれば明るい部分が白飛びを起こすし、逆ならば暗部が真っ黒になる。

GR DIGITAL IIIからは裏面受光CMOSが採用され、ダイナミックレンジが拡大されて、初代よりは良くなっているが、他の手段として複数のショットを重ねて拡大させる方法がこのダイナミックレンジダブルショットである。

GR DIGITAL IIIでは2枚の異なるレンジショットをカメラ内で1枚に合成する。

2枚連続して撮るため、動くものは無理で、三脚を使用して撮影となる。

早速マクロで試験してみた。

091023.jpg

いつもならば風防ガラスが白く飛んでしまうところをちゃんとトーンを再現してくれる。

ただ、保存形式がJPEGのみなので後での調整がしづらい。

良い試みではあると思うが今のところは本格的に使用することはなさそうである。

2009年10月10日

●2つのGR

KICX2904

一昨日、注文したGR Digitalの最新型 IIIが届いた。

10月10日に届いたので、愛称を「トト」と名付けた。

映画「ニューシネマパラダイス」の主人公サルヴァトーレと同じ愛称である。

こうして並べてみても外見は初代とほとんど変わらない。

だが、中味は全く違うくらいの進化を遂げている。

KICX2913

縦横数ミリずつ大きくなっているが、持った感じや操作感に違和感ない。

おかげで、箱から出してすぐに長年愛用品のように手に馴染んだ。

KICX2927

便利になったとうらやましく思っていたのがモードダイヤル。

3つのMyセッティングを直接切り替える事が可能。

たとえば、My1にDayLight向けのISO64に設定し、My2に夜間撮影用のISO400に、My3にモノクロモードなど液晶で切り替えずに楽に操作ができる。

KICX2931

新型でもっとも有り難みを感じるのが液晶の大型化である。

大型化されただけでなく画像数が約2倍の96万ドットと被写体のピント合わせが容易になった。

銀塩時代のファインダー見えの良さが写りに直接影響がないものの、撮影時の気分高揚に関係するのと同じく、デジカメでは液晶ビューの美しさがそれに当たるように思う。

GRレンズもf2.4からf1.9と明るく設計し直し、より使いやすいものになっている。

夕方時に撮影が多いわたしとしては暗いシーンでのシャッター速度上昇はとても有り難いのである。

またいままでRAW撮影時にSDメモリカードへの書き込みに10秒ほどかかっていたのが3秒ほどに短縮、さらにメモリバッファが効いているので5枚までなら連続でRAW撮影が可能である。

その他CCD素子の高感度向上でノイズの低減、800万画素から1000万画素への向上、動作音の静粛化など細かい点で改良がなされていて、見かけは同じだが中味は全く違う別物なのである。

肝心の写りのテスト 

記念すべき初カットはやはりいつもの風景を撮ってみる。

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目の覚めるほどの変化はないが、ジワジワっと良さを実感させる描写力である。

今後の使いこなす上で様々なシーンでの撮影で、このカメラの進化をさらに実感できるだろう。

2009年10月09日

●初代GR Digital 分解CCD掃除

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昨日空を撮影して、すべての写真に画面左側中央よりやや上に黒い影が写っていた。
絞り開放だと気にならないのだが、ある程度絞ると黒い影がしっかり写って気になる。
どうやら画像素子CCDに付着したゴミが写り込んでいるようである。

GR Digitalはレンズ交換不可能なコンパクトデジカメなのに、昔からこの手のゴミ付着が取り沙汰されていた。
幸い4年間、一度もそんな症状に見舞われた事がなかったので気にしていなかったが、実際に身に起こるとけっこう意気消沈してしまうものである。

余談だが、ずっとブロアーを使わず刷毛で掃除していたが、最近ブロアーを購入してそれを使うようになってすぐにゴミが入り込んでしまった。
吹く方向にもよるが、あまり使用しない方がよいと感じた次第。

初代は II や III とは違い、CCDゴミ取りくらいなら、分解すればできる。
この辺のメンテナンスのし易さも初代の魅力なのだけど、そもそもIIIでは改良されてゴミが入りにくくなっていると聞く。

気を取り直して分解分解。
KICX2704
分解する本体とお道具
作業手順に必要なためフラッシュはあらかじめアップしたのち、電池、メモリカードを取り外しておく。
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まずは軍艦部を外すため横のプラスネジを外す。

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フラッシュ後ろのストラップ穴の奥にある隠しネジも外す

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ホットシューの保護カバーをマイナスドライバーで持ち上げ、液晶側にずらす。
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外すとこんな感じ。
写真だと解りにくいが、板バネ状態で固定されているだけである。
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カバーの下からは4つのネジが現れるのでこれも外す。

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外したホットシューはこんな感じ。
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グリップラバーをマイナスドライバーでめくり上げる。
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両面テープで止まっているだけなので後での復旧も可能なので、ラバーを切らないよう心がけながらめくると下から隠しネジが現れる。
この上のネジだけを外す。
下のネジは外さない。
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次は解体の最大の難所フラッシュユニットの分解である。
分解には左側のプラスネジだけを外す。
後は裏面のカバーをプラスティックの爪を広げながら外す。

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裏面カバーを外した後のフラッシュユニット。
不用意に触ると感電する危険性があるので注意。
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外した裏カバー側。


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これでようやく軍艦部が持ち上がる。
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次は背面液晶側のカバーを外す。

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側面のプラスネジを外す。
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次に底面のプラスネジを外す。
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これで裏カバーが持ち上がる。
裏面液晶と本体基盤がフラットケーブルで繋がっているので注意。
基盤側ソケットのフラットケーブルを挟んでいるピンを90度に立ててフラットケーブルを外す。
するとようやくGRの心臓部が現れる。
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ここらで小休止して、コーヒーブレイク。
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CCD素子はこの2cmに満たない金属板の裏側に取り付けられている。
3つのネジを外す

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持ち上げる画像素子が姿を現す。
写真でも解るが下側の小さな白い点がゴミで、これが写真の影になっていた。
これをブロアーで優しく吹いて掃除する。
しつこい汚れは粘着式素子クリーナーがあるのでそれを使った方が良いらしいが、幸いブロアーだけで綺麗になった。

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あとは、分解の逆手順で組み上げる。
動作を確認して終了。

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テストのため撮影してみる、ゴミが綺麗に取り除かれて、本来のクリアな画面になった。
(クリックして拡大)

今回のことで、まだまだ初代でいけると思う反面、初代の限界を知る上で欠点をカバーした新型の導入を考えて、GR Digital IIIを注文した。 
週末には届くだろう。

2009年10月07日

●Capture One - 死蔵のRAW画像を見事に再生

少し前にデジカメのRAW画像の現像ソフトをAdobe Light RoomからiPhoto+PhotoShopに換えた。

現像の細かい調整はLightRoomが行えるのだが、アルバムライブラリの管理の仕方がどうしても馴染めない。

一覧表示からタブを切り換えないと編集できなかったり(キーファンクションで切り替えが可能だけどマウスだけで簡単に操作できない)さすがに嫌になって、シンプルな管理方法+拡大閲覧から編集の流れが自然で思考を妨げないiPhotoに換えた。
替えてみて、アルバム管理はもちろん、ちょっとしたJPEGの編集くらいならiPhotoで十分な印象である。
RAW画像などをもっと気合いを入れて処理したい時には外部編集にPhotoShopを割り当てているので、スムーズな受け渡しが可能である。

写真加工と言えばPhotoShopであるという、いわば鉄板なのだが、以前から気になっていたCaptureOneを試してみる事にした。
CaptureOneはLeicaのデジカメに標準で添付されている、けっこう定評のある現像ソフトである。
どうせ、コンパクトデジカメのRAW現像くらい何を使ってもそう変わらないだろうと高をくくっていたが、実際に使ってみて驚いた。
暗部でつぶれていたディテールを見事に再生してくれた。
091007_01.jpg初代GR Digitalではこういう暗部の描写がとかく偽色ノイジーになって、とても使う気にならなかったが、CaptureOneでの現像で見事よみがえった。
今は30日お試し版での試用だが、今後手放せなくなる予感がするソフトである。

2009年10月01日

●新しいメモカメラ-その2

昨日は前置きが長くて3台目のメモカメラの事を書けなかった。
新しいメモカメラ、CONTAX i4Rである。
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4年前の製品で、すでに製造中止なので中古で購入した。
元々赤いボディだが、前のオーナーがヘビ革を貼ってドレスアップしてくれていた。
小型でとてもカメラに見えない。
CONTAXのロゴのあるフラッシュユニットをずらすとレンズが出てカメラのスイッチがONになる。
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こんな豆粒のようなレンズでも立派にCarl ZeissのTessar構成である。
被写界深度は6,5mm(35mm換算で39mm)と私の好みにピッタリである。
ズームではなく単焦点のため明るさはf2.8とこれまた使いやすい。
写真では大きさが解りにくいかもしれないのでマッチ棒と比較してみた。
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こんなマッチ棒の先程度の大きさのレンズでもT*コーティングのおかげかちゃんとツァイスの色乗りを表現してくれる。
ツァイスレンズ色乗りについてはまた別の機会に譲るが、こんなサイズでもテッサーの設計の良さからか、実に驚くべき解像度を出してくれる。
入手してまだ間もないため良い作例がないが、昨日何気なく撮った風景写真をPCで観て驚いた。
念のためそのままの大きさで貼り付けておく。
20090929-KICX1875
CONTAX i4R ISO50 WB:AUTO 露出補正無し

メモカメラとはいえ、これだけ解像してくれればもう十分である。また、起動から撮影体制に入るレスポンスも速い。
夕方、駅前で凄まじい鳴き声に圧倒されて、ふと見上げてみると、街路樹を巣にしている大量の小鳥がまさに帰ってきた瞬間だった。素早く構えて、2,3枚シャッターに納めることができた。KICX1878
こうなるともうヒッチコックの「鳥」である。
また、その香水瓶のようなオサレな外見から、メモカメラとして、室内での食事などを気兼ねなく撮影できる。 090930_06.jpgちゃんとそれぞれの質感を描き分けてくれ、 シズル感も再現してくれる。
このように、外観良し、レスポンス良し、写り良しというカメラが最近では作られなくなったことを大変残念に思う。
今後はツァイスの色乗りを楽しみつつ、色んな場面で気兼ねなく、まばたきのようにシャッターを切れると思う今日この頃である。

2009年09月29日

●新しいメモカメラ

デジカメのアルバムをつらつらと眺めていて、最近、変な写真を撮っていないなぁと気付いた。
変な写真と言っても、「手術台の上のこうもり傘とミシンの出会い」などといったシュールな物ではなく、絵にならなくてもとりあえず撮っておくかといったたぐいの写真である。
経済的視点から見れば、銀塩写真と違いフィルム代や現像代を気にしない、デジタルではメモリの許す限りいくらでも気兼ねなく撮影ができる。
デジカメを使い始めた2002年頃ではその利便性に感激しながら、心にひっかかる物はバシバシ撮っていた。
ただしその頃使っていたカメラがごく小型のCASIO EXILIM M1という物だった 090929_01.jpg これがやたら小さい上、パンフォーカスでピント合わせも必要なく、ポケットから出して0.2秒で起動、撮影、ポケットに入れる。
という動作が2〜3秒でできていた。
なので、ウィンドウショッピングしていても、気になる商品があればサッと撮影。 
その後じっくり考える材料にしたり、そもそもある事すら忘れてしまっていた物を、撮影して思い出すというまさにメモカメラであった。
主にメモ的に使っていたけれども、描写自体も色表現が素直でちょっと処理すればブログ程度ならば使えるレベルの写真が撮れた。
090929_02.jpg
メモ用カメラとして当時ではベストな選択であったが、やはり欠点はあった。
1つはマクロが撮れない事。
1m以内の物撮りではピントが合わずボケボケになってしまう。
これではちょっとした書類の写しなど実用面で支障があるのである。
そのため、この機種には通称、老眼鏡とよばれるアタッチメントが売られていて、それを装着すればとりあえずA4一杯に中の文字が読めるくらいの撮影が可能だった。
ただ、出先でいちいちアダプタを装着するのが手間で、せっかくの即写性がそこなわれるため、購入した物のほとんど使う事がなかった。
2つめはやはり解像度が122万画素とかなり低く、本気で写真を撮ろうという気にはさせなかった。
ちなみにこれより1年くらい前に発売されたCanon D30はAPS-Cのサイズながら311万画素。それから考えると当時としてはこのサイズでよく頑張った物だ。
これは約4年間、故障もせずによく働いてくれた。次のメモカメラがCASIO EXILIM S20である。
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これは先代M1の2世代隔てたこのシリーズの最終形で、これまでの不評だった箇所をすべて見直した、機能面で言えばとても完成度の高いモデルである。
レンズを守るレンズバリアに対応。もちろん本体のままでマクロにも対応。 
解像度は200万画素とやや低い物の普段使いには十分、L版くらいのプリントなら十分耐えられる。
ただし、初代から時を隔てて、製造コストがかなり抑えられているらしく、一見高級そうに見えるが、ステンレスボディの厚みが薄く、スイッチ類の立て付けも悪く、なによりバッテリカバーを押さえる爪が割れやすくしばしばふたが開きっぱなしになるトラブルに見舞われた。
機能と写しはよいのだが、耐久性が低いため、2年程度で使えなくなってしまった。
間に本気カメラのCONTAX Tvs Digitalがあったりしたが、動作が遅くボディも大きくとてもメモカメラとしては使えなかった。
その後は今でもメインで使用しているGR-Digitalを購入して使っている。
ただ、軽くて軽快な動作をしても、外観はやはりカメラカメラしているので、店頭で商品撮影などではかなり神経を使う。
いかにも撮影しているのが見えてしまい、店員の怪訝な顔が気になってあまり撮影ができなくなってしまった。
ここらで、ひとつ気兼ねなく撮影できる小型のメモカメラが欲しくなり、ようやく入手した。

ここまで書いて、ちょっと長くなってしまったので、今日はここまで。

2009年09月19日

●LUMIX DMC-GF1

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感光素子の技術的なブレークスルーも感じられる今日この頃、新しいデジカメを入手しようと物色中である。

少し前のエントリに書いたGR-Digital3も候補に挙がっていたけど、もう少し標準に近い画角のものを探している。

写真はレンズで決まる。それは銀塩フィルムの頃から揺るぎないものである。
GRのレンズ自体は大変優秀なものだが、焦点距離が28mmと少々広すぎである。
好みで言えば35mm〜40mmで、それくらいが肉眼で観た時とファインダを覗いた時の違和感が少ない。
標準と言われる50mmは近すぎて切り取りが難しく、28mmではかなり引き気味になってしまう。

引き気味ならば近寄ればいいのでは?とよく言われるが、ただでさえカメラを構えるのがこっぱずかしく思えるのに、さらに近づくなどなかなか容易ではない。
第一、動物を撮る時などは近づけば逃げられてしまう。
かといって望遠も必要がなく、フィルムカメラの時の写真を眺めていても、ローライ35の40mmやCONTAX T2の38mmなどが一番しっくりした画角で気兼ねなく撮れていたように思う。

デジタルになってからも、CONTAX Tvs DigitalのCarl Zeiss Vario Sonnar 35-105mm f2.8-3.8 T* 広角側35mmf2.8はとても使いやすいものだった。105mmの望遠もあったけど、ほとんど35mmで撮っていたし、今、その頃の写真を見返してみても、良いものが多いように思う。

なので、35〜40mmあたりの描写の良いマクロレンズがあれば、付けっぱなしであちこち切り取れる自信はある。

レンズの次に重要なのがボディの大きさである。

普段使いには持ち歩きやすいある程度のコンパクトさが重要である。
フィルムカメラの頃から一眼レフの大きなボディを避けて、それでも画質を犠牲にしたくなかったので、レンジファインダのライカM3やLCなどを愛用してきた。

過去にペンタックスAE-1とかミノルタα7700とか縁があって使った事があるが、どうも一眼レフというのは、「よ〜し今日は撮影しちゃうぞぉ」的な気負いがないと持ち歩く気になれないものなのである。

なのでレンジファインダカメラの小さなボディでレンズ交換式が可能と同様な思想を持つマイクロフォーサーズ規格には以前から期待していた。

同様の規格は先行してオリンパス・ペンE-P1が発売されたが、ちょっと期待外れなイメージがあった。

そして今日、正解最小ボディをうたったLUMIX DMC-GF1が発売された。

気になるので、ここで本体と標準的なレンズキットのパンケーキレンズのスペックを調べてみる。

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内蔵ストロボ搭載で世界最小ボディ
本体サイズ:119×36.3×71mm(幅×奥行き×高さ)

重量:約285g
LVFを外付け
液晶モニター固定式
アスペクト比3:2、3型
46万ドット液晶モニター
外装:アルミニウム素材
ボディ内手ブレ補正機構は未搭載
内蔵ストロボを装備
照射角は14mm(35mm判換算で28mm相当)
撮像素子:有効1,210万画素の4/3型Live MOSセンサー
アスペクト比16:9、3:2、4:3の記録が可能だが、「マルチアスペクト」(アスペクト比を変えても記録画素数を損なわない)ではなく、いずれも4:3からの切り出しになる。
また、アスペクト比1:1も選択できる。 1:1は4:3からの切り出し

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LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.

フィルター径:46mm
本体サイズ:約63×25.5mm(最大径×全長)
重量:約100g

焦点距離40mm相当(35mm判換算)
5群7枚構成のうち、非球面レンズ2枚3面を効果的に配置することで、高性能化とコンパクト性を両立。
最短撮影距離は0.2m
最大撮影倍率は0.13倍
7枚羽根の円形虹彩絞り
マウント面は金属製

コンティニュアスAFに非対応
またパナソニックは、「コンパクトで明るいF1.7を実現するためのレンズ駆動方式を採用した」としており、その結果フォーカス時に動作音や駆動音がするち」とのこと。
静止画の撮影に問題はないが、動画撮影時には動作音が記録されるため、「AF連続動作」をオフにするなどの対策を勧めている。

40mm f1.7と明るく、パンケーキサイズなので持ち歩きのも便利である。ただ、マクロが撮影できず最短焦点距離が20cmなのが少し残念である。もっともマクロが欲しければ、10月28日発売予定の LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. 90mm(35mm判換算) があるのでそれを使用する事も可能である。

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レンズ構成 10群14枚 (非球面1枚/ED1枚)
マウント マイクロフォーサーズマウント/金属マウント
画角 27 °
光学式手ブレ補正 ○(ON/OFF可 GF1、GH1、G1本体でMODE1、MODE2、MODE3の切換え可能)
焦点距離 f=45mm(35mm判換算:90mm)
最小絞り値  F22
開放絞り F2.8
絞り形式 7枚羽根 虹彩円形絞り
撮影可能範囲 FULL:0.15m〜∞(撮像面から)/LIMIT:0.5m〜∞(撮像面から)フォーカススイッチで切り換え
最大撮影倍率 1.0倍(35mm判換算:2.0倍)
フィルター径 φ46mm
最大径×長さ φ63mm×約62.5mm※
質量 約225g
フォーカシングには3群フローティングインナーフォーカス方式を採用し、全長不変でコンパクトなサイズを実現。
フォーカススイッチによる最短撮影距離の切り換え(15cm⇔50cm)機能を搭載。撮影する被写体に応じて快適なフォーカシングを選択可能。
さらに、光学式手ブレ補正(MEGA O.I.S. )を搭載。光量の少ない室内の撮影や、接写撮影でブレを押さる。
ただし、ライカの名を冠しているだけに値段が高い。レンズだけでカメラボディ+パンケーキレンズキットが買えるくらいの値段である。
昔、M3に付けていたズミクロン50mmF2.0が確かこれくらいの値段で購入した記憶があるので、ボディから比べてレンズは入手しやすくなったイメージはない。
ちなみに、ズミクロンは切れのある大変優れた描写をしてくれた。
ボディが朽ちても、レンズは使い続けられるマイクロフォーサーズ規格が今後も続いてゆくのならば、多少高価なレンズに手を出す事もそれほど躊躇はないだろう。 40mm標準と90mmマクロの2本があればたいがいは事足りるのではないかと考える今日この頃である。

2007年10月31日

●GR DIGITAL II

先日GRの生産中止が発表されて、店頭から姿を隠し、フラッグシップモデルがGX100しかないとういう寂しい日々ですが、皆さん如何お過ごしですか?

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そのGRモデルチェンジ版が今日発表されました。
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital2/

まえまえから、噂には出ていて、今か今かと思って、しばらく調べていたのだけど、埒があかず、ちょっと気を抜いたスキを狙い定めたような今回の発表、
スカイは友人からのメールが来るまで気付きませんでした・・・orz

で、教えられたURLを辿って出てきた画像に、「あぁ、やっぱり外見はまったくと言っていいほど変えないのね」と納得した。
GR自体もともと、ホールディングするためにかなり練り込まれた形だっただけに、大きな変更点はないのである。
他社だといい加減? に作って、新リリース時のインパクトを強めるためにわざと形を変えてくる。
逆に過去の自社製品に対する自信のなさの表われだと思うのである。

撮影素子は1/1.8インチCCDから1/1.75CCDに若干サイズアップされた。
画素子も800万画素から1000万画素へ
この辺は現在普及している中で順当なパーツを選択して使っているのだろう。
まえのGRがリリースされたときにRICHOの中の人に聞いた話では、おそらく現在のCCD方式ではこのボディサイズではこれが限界だろうから、あとは撮影素子自体に技術的なブレークスルーが無い限りこれ以上は大きく望めないとのことだった。
なので、おそらくCCD方式を使った最後のモデルになるだろうから買っておいた方がいいよ。と私に話してくれた。
あれから2年、撮影素子のブレークスルーがないまま、相変わらずCCDを採用しているので、画質や撮影素子の面では前とあまり変えようがないのだろう。

その他、裏面操作系でジョグダイアルからADJレバーに替わった。
ダイヤルのようにクルクル回せないが、左右に傾けることで操作ができる。
これはジョグダイアルがまだSONYの特許のためダイアルのクリックボタンで操作することができなかったことへのRICOHなりの工夫である。
GX100から採用されていたのでいわば後追い搭載である。

個人的に気になるところはRAWデータの書き込みである。
現状だと1枚撮った後に10秒ほど書き込み時間がかかる。
もっと速いSDカードを使うことによって8秒くらいに抑えられると聞くが、それでもやはり遅い。
個人的には3秒が限界と思うけど、今回1000万画素になったことで、データ量が増えて、おそらく、せっかく速度アップしても相殺されてしまわないかと心配である。

これもRICOHの中の人に聞いた話だけど、SDメモリカードへの書き込み速度は電圧を上げてやることで、アップできるらしい。
しかしGRはプロの使用に耐えるよう、リチウム電池が切れても単4型汎用電池があればとりあえず動く。
現在の書き込み電圧はこの単4電池使用の条件でかなり押さえられた設計になっている。
それも、本体側でリチウム使用か単4電池使用かを判断して2通りの書き込み電圧にすればいいのではと相談したことがある。
これが反映されていれば嬉しいんだけど。

あと大きなところでは 低ノイズの追求。進化した画像エンジン「GR ENGINE II」とある。
これは中で現像時にRAWからJPEGに変換するときに使う物だろうから、RAWで撮ってあとはLightRoomなどの外で現像する使い方ではあまりメリットはないかも。

全体的にこの2年での技術進歩を取り入れたマイナーバージョンアップといえる。
細かい改良点が随所に見られる。
GR自体が未だに人気がある中で2年の月日が経ってしまったことへのRICOHなりの真面目で正直な回答であろう。

2年前に一生懸命完成度の高い製品を世に送ったが、未だに需要がある。
その割には予想していたような撮影素子を含めた大きな技術革新がないまま2年が過ぎてしまった。
あまり技術進歩がないので大きな変更できずに申し訳ないけど、現時点でベストを尽くしましたという姿勢が垣間見られる。
他社の多くが広角時の画面端の歪みをデジタルで修正でごまかしたり、ノイズを塗り絵のように潰すことで処理しているのに対して、あくまでも光学的に歪みの起きにくい正しいレンズと多少のノイズが乗っても正直に絵にする。
そういう点でRICOHには正直で素直な印象なのである。
またそういう点が知っている人から指示されているゆえんなのだろう。

これが他社だとブレークスルーがないのに、"いらない機能"をさも有用そうに名前を変えて大々的に売り出す。
本質に関わるような技術革新なんてそんな半年に一度のリリース時に都合良く行われる訳がない。
この辺、2年も隔てたGRの変化の度合いを見れば良く解る。

一方で最近はやりの手ぶれ補正などもつけないある意味尖った特徴はそのまま継承している。
RICOHは真面目で素直と同時に頑固なのである。

現在GRをすでに持っている私としては、画質的にあまり変化が見られないと思うので今回は見送る可能性が高いけど(驚愕的なRAWデータの書き込み速度とかLightRoomが足元にも及ばないくらいの画像エンジンGR ENGINE IIなどなら話は別だけど...)
これから新規にGRを買う人にはとてもお勧めできる製品といえる。

かつてウルライカをリリースしたLeica社はその後数十年にわたってほとんど外見を変えることなく、バルナック型をIIIf(IIIgという説もあり)まで完成度を上げていった。
その後本当に大きな技術革新が起こり現在のレンジファインダ元祖のM3になるわけだけど、
RICOHのGRにも同様の地道な改良を続けていって欲しいと心から願うのである。

2006年08月09日

●嵐の前の静けさ?

060806

F先輩からGR-Dをお借りして1ヶ月近くのんびりとマイペースで撮っている。
先週お返しに伺ったら、「もう1週間くらいいいよ」という有り難いお言葉。
実はこれというモチーフに出会えずに、心底良いなぁと思える絵は出ていなかったので残りの1週間でいい絵が撮れると良いなと思っていた。

一昨日の夕焼けがとても綺麗だったので思わず撮ってしまった1枚。
翌朝激しい雨でニュースでは台風の到来が告げられていた。
やはり、なにか物事が起こる前のワクワク感というものは風景にも出てくるらしい。

吐き出された絵の方はさすがに800万画素だけあってサイズを縮小するとノイズが目立たなくなる。

2006年07月09日

●寄れる寄れる

先日のエントリでブログ用のスナップカメラにはEXILIMで十分という悟りきったようなことを書いたが、実はちょっと前からとても気になって仕方がないデジカメがある。
それはRICOHから出している、GR-DIGITALというものだ。
かなりマニア向けに作られた機種で発売前から鳴り物入りであった。
ただ私自身はWeb上で発売前に掲載されたボディの写真やテストショットの画質からあまりぴんと来なかったのでそのままやり過ごしていた。

さきにデザイン的にとても気に入って購入したCONTAX Tvs-D のチタンボディに惚れ込んでいたためGR-DのWeb写真から受ける薄汚れたイメージにどうしても納得いかなかったのである。
CONTAXの直線を基調としたスッキリとした思いっきりの良いデザインと比べたときの媚びを売るような曲面もまた許せなかった。

ある日に量販店の店頭でこのGR-Dを探してみた。嫌いなイメージがあるとはいえどこか気になる存在だったのである。
なので実際に目で確かめてその嫌いさを確定してしまおうという狙いもあった。
実際に手にしたGR-Dは思いの外小さく質感も良くそして何よりも手に吸い付くようなホールド感があった。
そしてダイアルなどの各操作系の配置や大きさなど本当に写真を撮りやすいようによく練られたものだと実感した。
そうなると、もうアバタもえくぼである。
地味な汚らしい色は撮影時にあまり目立たない道具に徹した姿勢に見え、媚びたような曲線はより手に馴染むように計算し尽くされたカットに感じられたりと、全てにわたって好印象にパラダイムの変換がなされたのである。

こうなるとカタログを入手して眺めたり、Webで情報を収集し始めたりと四六時中頭に浮かんでくるようになる。

そんな折に偶然にも先輩のブログを紹介され、先輩が発売直後に購入して写真を掲載していることが判明した。
そこでお願いしてある日に少しの間お借りしてテストショットを撮ることにした。
しかしあいにくその日は雨で室内と室内から外を3カット撮っただけで終わってしまった。
その数カットを自宅に持ち帰ってじっくり検討してみると、だいぶ良好ないんしょうであった。

しかし、やはりこういう物はあらゆる条件の元、一通り撮ってみないと真価が分からない物である。
そのうえでCONTAXと比べて圧倒的なアドバンテージがない限りなかなか踏み切れなかったのである。

最近、先輩からそんな私に「よかったら1週間くらい使ってみたらぁ?」と有り難いお申し出を受けた。
虎の子の機材を長期間お借りするなんて恐縮この上ないのだがやはり純粋な興味と物欲の煩悩の方が勝ってしまった。

もぉこうなったらF先輩の方には足を向けて眠れないのである。
(このへんのところをブログに強調して書くよおにとF先輩から仰せつかっていたので、約束通り書いておく。 F先輩みていますか?)

というわけでこれからしばらくの間このGR-Dを使ってテストショットに明け暮れる毎日になる。
テスト結果は毎日ブログに載せるよおにというのも条件の一つであるが、お借りしたのが本日の夕方、しかも雨空の下。さすがの私もお借りした機材を雨の中で使用する勇気はなく、気付けば夜であった。
そこでリコーのデジカメの特徴であるマクロ撮影で祈念すべき第1枚にしようと思う。

なんせリコーのデジカメのマクロは寄れるのである。
その距離なんと1cm! CONTAXの1.5cmとあんまり変わらないじゃないかと言われそうだがマクロの0.5cmは結構でかいのである。
しかもGR-Dには最近の機能であろう、液晶画面を見ながらピントを合わせる点をポインターでずらすことが出来る。
これには感動した。
なんせCONTAXで1.5cmのギリギリマクロで撮影するときに1.5cmでピントをシャッター半押しで合わせた後に微妙にずらせて構図を決めて撮影をする、なのでピントが他にあっていることも多く。数を打った中で使える物だけチョイスすることが日常茶飯事である。

さっそく愛用のオメガをモチーフに撮影をしてみた。
やはりリコーのマクロは凄い!!
サムネールくらいのサイズだと実感が湧かないかもしれないが、実サイズにしてもピントがぶれていないのである。
ただし作例は暗い室内光で1.3sの手持ちのためぼけているとしたら手ブレであろう。
でもこのサイズでは解らないし、暗い中のトーンの描写も素晴らしい。
明日からまたいろんなシチュレーションの撮影に挑戦してみたい。

060709.JPG

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